てらさき雄介の日記
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2005年05月22日(日) 内政干渉という言葉は旧い

「内政干渉」という言葉があります。将来は死語になるであろう言葉です。

南アフリカがアパルトヘイトを廃止したのも、周辺国の“圧力”=「内政干渉」の成果でした。また北朝鮮や中国国内の人権問題も、ある意味内政ですが国連などが問題視しています。日本もどんどん取り上げるべきです。

一方で靖国問題について異議を唱える中国に対して、日本が「それは内政干渉だ」と反論することがあります。しかしその一言で中国が黙るはずもありません。

国同士であっても、それが内政に関わる問題であっても、価値観をぶつけあうべきなのです。

私は憲法改正論者ですが、一部にある‘自主’憲法という概念は理解できません。今の憲法も、帝国議会にて採択された立派な‘自主’憲法です。

成立の過程でアメリカの影響を多大に受けたのは事実ですが、現在つくっても多くの国々の影響は受けざるを得ません。要は内容なのです。

他国に理解の得られないことは、例え内政であっても存在しえないということを考えるべきです。


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