てらさき雄介の日記
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2005年04月14日(木) まちづくりシンポに参加

市役所都市計画課が主催の、「まちづくりシンポジウム」に参加しました。パネルディスカッションに知人が出ていることもあり、見に行ったわけですが、結果所用のため講演のみで退出しました。

このシンポは“(仮称)まちづくり条例”の策定に向けての試みで、既に公募委員を交えた検討委員会の‘案’は出ています。

きつい表現で言えば、所有権の制限にも結びつく条例ですが、行政主導ではなく、地域住民主導でまちづくり(この条例での定義は土地利用のこと)を行える制度でもあります。

土地所有者と住民の二分の一が同意すれば、市に契約を申し込める点もユニークですし、住民の年齢定義を16歳以上としたことも画期的です。

専職の議員がつくるよりも公募委員がつくった方が、良い内容の条例ができきてくることが最近よくありますが、決して議会制度の矛盾ではありません。

地方議会における意見集約のかたちが、間接制度から直接制度に変わっていく経過なのです。もちろん議員には「経営を行う」という別の役割が発生してきます。

あまりこの種の会に参加しない私も、この条例は重要だと思い参加しました。気になったのは、総勢5、60人の参加者でだいたいが関係者(特に市役所関係者)に見えたことです。内容がいささかマニア的ではありますが、生活に密着もしてくる問題です。

情報提供を通じ、より市民合意を深めていくことが大切です。


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