てらさき雄介の日記
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2005年04月12日(火) 日本JC機関紙の表紙は問題

日本青年会議所が、所属会員に月1回機関紙を郵送してきます。「We Believe」という、国際青年会議所の綱領からとったタイトルがついてます。

青年団体の機関紙にしては、少し立派すぎるかもしれませんが、内容は面白く、飛ばしながらですが楽しく読んでます。

しかし昨今、その‘表紙’がどうも変です。先月は戦車の表紙、今月は海外に派遣された自衛隊の様子です。日本のひとつの風景として記載するには、テーマが強い内容になってます。また、青年会議所の活動とあまり関係がありません。

青年会議所は全国組織であり、各地区ごとに違ったテーマに取り組んでいますが、例えば「地方分権」などについては大分議論もされてきました。結果全体としての方向性も出来つつあります。

また“教科書問題”や、“領土問題”なども議論はされてきております。結果、内容について私は反対でも、全体としてアピールすることはあり得ると思います。それに一々異論を唱えることもしません。

しかし“自衛隊のあり方”や、“国際貢献のなかでの軍事力の問題”は、議論すら(一部ではされているかもしれませんが、少なくとも相模原をはじめとする近隣で聞いたことがありません)されていませんし、この機関紙の中身にも特に記載があるわけではありません。

日本JCに多大な影響力を持っていると言われる、元会頭麻生総務大臣の影響とも思えませんが、政治に対して意見を言うための団体が、政府の広報をする必要はありません。

今月の巻頭対談ゲストも、小池環境大臣でした。私が民主党だから文句を言っているわけではなく、内容を見ても「大臣という肩書き」以上の必然性がゲスト選定に感じられないのです。

今月から「ジェイ・シー」という市販本も発売されます。是非ご覧ください。ちなみにこの表紙も小泉総理ですが。





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