てらさき雄介の日記
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2005年02月24日(木) 再開発事業の問題点

助手席に人を乗せ行幸道路を走りながら、小田急相模原駅横を通り過ぎました。話題は、これから始まる再開発事業です。

かつて都市計画審議会委員のときに、相模大野西側再開発に賛成いたしました。自信を持っていましたが、思い返し未熟な点もあったと思います。

個々の再開発についてではなく、再開発事業自体が持っている制度的問題点はしっかり把握する必要があります。

1、税金がかかりすぎる(期間が長い、受注の競争がはたらいていない)
2、「高度利用」が正しいとは必ずしも言えない
3、全国的にうまく行っている前例が少ない

大きく言うと、こんなところです。小田急相模原駅前再開発は、再開発の悪い典型である「ビルを中心に街が空洞化する」心配は少ないと思います。その意味では事業の対象になり得ます。

一方では、近隣の混雑や安全を考慮する視点こそ必要です。しかし基本的に国の制度である再開発事業は、この点にウェイトがおかれていません。ここにこそ、国も県も補助金をつけるべきです。

行政と同じ言葉を使いたくはありませんが、わかりやすいので・・・「新たな行政需要」に対応するためには、もはや何か大きな支出を減らすしかありません。

敬老祝金の廃止もわかりますが、もっと大きな規模のものをです。


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