てらさき雄介の日記
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2004年11月04日(木) ブッシュ大統領の再選について

アメリカが戦争状態にあることが、現職でありかつ“テロとの戦い”を強調するブッシュ大統領に有利に働いたのでしょう。

有権者がどのような基準で候補者を選んでいるのか、自分の選挙でさえ把握しきれるわけではありません。ましてや異国の選挙です。何故再選かの分析はできません。

しかしブッシュ氏再選のニュースを聞いて、がっかりしたのも事実です。ケリー氏による、今とは違うかもしれないアメリカを見たい自分もありました。

日本においては、アメリカの二大政党は基本的な価値観に相違がないと言われています。しかし勝ったブッシュ氏も負けたケリー氏も、現在のアメリカの“分裂”を危惧する発言をしてます。それほど議論が分かれた選挙だったのでしょう。

大統領選挙人がある程度いる州の、たった一つをどちらがとるかで勝敗が分かれる選挙です。大きなお世話でしょうが、投票数の案分にした方が民意は反映できます。今後制度の改正の必要があるでしょう。

気が早い話ですが、四年後は民主党からヒラリー上院議員(クリントン元大統領夫人)が有力とのことです。ブッシュ氏もそうですが、アメリカでも二世が話題にのぼりやすいようです。

とにかくも再選を果たしたブッシュ氏には、早急にイラクをはじめとする世界の紛争を収拾することを望みます。

小泉総理談「内外の批判に負けずに頑張っているブッシュ氏に期待する」。自分の境遇になぞらえたものでしょうが、いささか大人げない発言です。少なくとも総理に就任した当初は、こういうことは言わない方だったと思います。


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