てらさき雄介の日記
DiaryINDEX|past|will
2004年04月16日(金) |
審議拒否、それは最悪の戦術 |
民主党はじめ野党の大部分が、年金問題などで審議拒否をしています。議会運営が思い通りにならない結果です。
政府を組織している与党が、国会でも過半数を占めているため、少数の言うところの数の横暴がまかり通ってしまうことも確かにあります。しかし政治家であるならば、議論を通じて問題点を明らかにすべきであって、審議そのものに参加しないことは問題です。第一相手を利するだけです。
国会のなかで発言の機会を得られないならば、政治家には最も効果のある手段があります。それは議会の外に出て、有権者に直接訴えることです。審議拒否をしては、その有権者に理解が得られません。審議に参加しつつ、議会内外で発言する手法をとるべきです。
民主党も結党当時は、かつての社会党のようにはなるまいと皆言っていました。しかし野党が長くなると、どうしても手詰まり感からでしょうか、同じような行動になってしまいます。
神奈川県議会では野党自民党が、同じような手法をとっています。日本に健全野党が育ちにくい現状があります。だからこそ、ひとつひとつの審議の場を大切にすべきです。
市議時代少数会派を経験しました。私たちだけでなく、他の議員も意見は言っても、最終的に日程が決定されれば従いました。当たり前のことです。
|