てらさき雄介の日記
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2004年04月08日(木) 独裁は何故いけないか

独裁は何故いけないのしょうか。少なくともアメリカと、その同盟国である日本では「悪」とされています。フセイン大統領などは、その映像のみで“悪の権化”になっていました。

相手の考え方を尊重するのが民主主義であるのに、民主主義の解釈自体については狭い考え方が蔓延している気がします。

民主主義が「善」であるという表現は適当ではありません。民主主義は制度でしかなく、その結果としての社会の姿で評価ができます。しかし独裁政治は、その政治の中身がどうにしろ「悪」であると考えます。

何故か。人々から税金を集めるという“強制”をする権利が、人民自身にしかないからです。言い方を変えれば、法律の適用など“人を傷つける行為”をすることも人民自身にしかありません。

以上は学説でなく、私の意見です。冒頭にも書きましたが、民主主義は多様性こそ重要です。違った民主主義観を抱擁し続ける努力を、政治に携わる人間はしなくてはなりません。


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