●○スピッツのスピ子とクマ亭主との平凡な日々○●


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2003年08月28日(木) 捨て猫


「これからどうなるのかしら」

眠れません。

夕べ、夜10時半頃いつもの公園にクマとスピ子と散歩に行ったんです。
そしたら雨上がりのその公園に、居たんです。

段ボールに入れられた子猫タンが。

新しく「ポイ捨て禁止!」の看板がついたなぁ〜と眺めていたら、
その真隣に捨てられているのを発見してしまいました。猫かよって。
倒れた段ボールから這い出てきた子猫タンと目があって、その子、ミーって鳴いたんです。

ぅわぁぁぁぁぁぁぁぁ。

即座にクマ亭主が「猫はアカン!」と言いました。
ワタシがいつも猫欲すぃって言ってたんで多分条件反射的に。
そうだよね、と思ってワタシも心を鬼にしてその場を離れました。
でも、ずっと気になって、帰るとき再び子猫タンの前を通ったんです。

居ませんでした。鳴き声も聞こえませんでした。

正直、ホッとしました。
ウチは2階でベランダに野良猫が入ってくるような環境だし、
何よりスピ子さんの事が心配だし。彼女、スーパー甘えたチャンなので。

でもでもでもでも。とにかく気になって。
まだまだ小さい子猫タンだったんです。自分で餌を探して食べれそうにない小ささ。
それに、子猫についてはワタシ自身ちょっと後ろめたい過去があって、
さっき聞いた子猫タンのミーって鳴き声が頭を離れなかったんです。

思い出して、泣いてしまいました。

「明日、もう一回公園を探してみる。それでもし居たら連れて帰ってしまうかも」
そう絞り出すように言ったらクマ亭主が何も言わずに「今から探しに行こうか」って。
嬉しかった。速攻で箱を用意して古いタオルを敷き詰めて家を出た。

公園まではチャリで。歩いて行く余裕がなかった。無言でペダルをこいだ。
人気も、車の通りもなくなった深夜2時半。

子猫タンはまだその場所に居ました。
ポイ捨て禁止!の看板の真隣に。おいでーと言ったらすぐ出て来ました。
きっと怖かったんだね。一人ぼっちでじっとしていたんだね。

結果、泣きながら子猫タンを箱に入れてウチに連れて帰って来ました。
明るい所でよく見ると、アゴとうなじに怪我をした形跡。
それと後ろ足の片方が伸びて動かない様子。
元気はあります。ミーミー言って動き回っています。
箱から出られないようにすだれで蓋をしたら眠ったみたい。
明日、朝一番で病院に行ってみます。元気になるかな。足、治るかな。

名前、考えなきゃ。





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ずっとそわそわしてるんですよねぇ。疲れてるはずなのに。


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