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■ 「ピタゴラスイッチ」と「えいごリアン」
いま、一番面白いテレビ番組は何だろうか?
はねとび?エンタの神様?
違います。
答えは、「ピタゴラスイッチ」。
それに、「スーパーえいごリアン」。
この2つです。共にNHK教育テレビ。
特に、ピタゴラスイッチの1コーナーである 「おとうさんスイッチ(おじいちゃんも可)」は 群を抜いてすばらしい作品に仕上がっている。
社会の荒波にもまれながらも、たくましく生き 抜いてきたと思われる年配のご老体たちが、 彼らの孫が作り上げた小さな箱「おじいちゃん スイッチ」(おとうさんスイッチもあるが、僕は どちらかといえばおじいちゃんバージョンが好き) によって「あいうえお」作文を表現するパント マイマーになってしまうのだ!
無垢な孫。そして、垢だらけのオトナになってしま ったおじいちゃんのコラボレーション。すばらしい。
「いつもここから」さんが披露してくれる体操も 毎回見ごたえがある。
続いて、「スーパーえいごリアン」。 番組のコンセプトは、公式HPによると
「えいごを話さなければならないシチュエーションに 置かれたら、きっとえいごはうまくなる」
みたいなことが書かれています。
が、毎回毎回、舞台はバリバリの日本で、大分の 田舎で過ごそう!みたいな回もありました。
前回は、どっかの日本の動物園で着ぐるみを着て アルバイトのようなことをしていました。 ぜんぜん英語とは関係ありません。
むちゃくちゃです。
サイモンという謎の外国人と3人の子供たちが 登場するのですが、子供たちは英語がダメで、 「イエーース!」しか言いません。
よって、僕にはこの番組を見ている子供の英語力が 上達するとは、全く思えないのです。
しかし、それが逆に面白いのです。
NHK教育テレビは、「ハッチポッチ」以降、番組の ターゲットを微妙に子供からオトナへとシフトして いるような感じがします。
オトナが見て面白い番組作り。
テレビっ子世代が親の世代になっている現在は、 子供ではなく、その親たちが見たいような番組作り が重要なのです。
テレビのチャンネル権は、親の手に握られています。 親は(つまりオトナは)幼稚なコドモ向け番組など 全く見たくありません。それよりも、グッチさんとか こぶ平さんとかが出てきてワイワイやってくれたほうが 楽しいのです。
この仮説は、「ハッチポッチ」で使われている笑いが 子供には理解できない場合が多々あるということからも 証明できます。
親がテレビを見ていてアハハと笑うと、子供もきっと 楽しい気持ちになるのです。好循環なのです。
NHK教育だからといってバカになんかしてはいけません。 「あんなもん、学校(会社)休んだときしか見ない」 なんて言ってはいけません。
僕は、最新のDVDレコーダで録画して見ています。
NHK教育は、僕らの成長と共に、確実に進化している のです。
注意:「スーパーえいごリアン」と単なる「えいご リアン」は混同しがちです。サイモンという謎の外国人が 出てくるほうが面白いのであって、ただの「えいごリアン」 という番組は全く面白みがありませんので要注意です。
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必要以上に長くなってしまいましたが、最後まで読んで いただいてありがとうございます。
また、読んだからには、見たことがない人は1度でいい ので番組を見てみてください。ぜったい面白いよ、とは言え ませんが、僕は大好きなのです。
次回は12月7日だからね。(しつこい)
2004年12月02日(木)
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