(ハワイ大学留学してたよ)be-ryoの触発日記
be-ryo

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 no smoke without fire

問題が起こるということは、なにか原因が
あるということだ。原因のない問題はない。

「火のないところに煙は立たない」からだ。


忘れ去られようとしている問題を、75日後に
改めて考えてみる。TBS系報道番組ニュース
23内の「それから75日」という企画だ。

いいね。こういうのは。
元になっているのは、「人の噂も75日」という
ことわざ。75日も経てば噂も消えてなくなる、
って意味だ。

今回は「君が代斉唱」問題だった。

法律で「日の丸」が国旗に、「君が代」が国家に
なった。もうだいぶ前の話だ。
「強制」されることに反対の意を表した教員達は
国歌斉唱のときに着席し、結果として次々と処分
されることになった。戒告されちゃった人もいる。

うーーん。なにが問題なんだろう?

法律で決まる前は「君が代は歌おうね」くらい
の感じだった。それが一旦法制化されたらこの
有り様。

やっぱり一番の問題は、ファシズム的国家
だった第二次大戦時の日本というイメージが
現在の国家・君が代についてまわっている
からだろうな。

そしてそれは同時に「植民地化」「虐殺」という
イメージも含まれている。
そのことに反感を持つ人たちが、この問題の被害
にあっている人たちだ。
つまり、学習指導要領に書いてあるのに、国家を
斉唱しない職員の人たち。

ということは、誰かが言っているように、そう
いう国家・君が代を変えちゃえばいいわけだ。
誰もが受け入れられる、新しいものに。

でも中には「なんとしても変えてはならぬ!!」
という意見の人もいる。そこが問題なわけだね。

後者の意見の人は、どっちかというと戦争
体験者とか、その世代に近い人に多いのかな?
そうだとしたら、この問題は時間が解決して
くれるものなのかもしれない。

でも、そうだとしても、それまでのリスクは
あまりにも大きすぎる。
時間が解決してくれるといっても、数年で、
というわけはないわけで。来年の卒業式でまた
同じようなことが起きる確率は高い。
そのとき、また何人の職員たちが学校を去って
いくことになるのか。

やっぱりおかしい。間違っている。


強制されると、人はなぜかやりたくなくなる。
心理的なことはよく知らないけど、きっとなにか
そこには心理的な理由があるに違いない。

戦争のイメージどうこう以前に、そういうところ
が実は一番大きな問題なのかもしれない。

ズルズルズル・・・


答えはありません。

2004年06月07日(月)
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