ALC ビル リフォーム -★-

 

 

ねことおやつ
   
 

2004年11月12日(金) ★ 週刊ななめよみ






●10月末からダ−の帰宅が11時とか12時だ。
なんだかんだで 深夜1時とか2時とかに寝て
朝6時に起きて会社へ行って、
事務所の、社長の雑用から事務までなんでもかんでもやって・手当てのない残業が続いて、
だけど工場の同期からは「座って楽な仕事して」と妬まれても(工場はガッチリ収入残業手当有)
無言で笑って聞き流して

いつもいつも大変だなあ、
疲れるなあ。
と。思った。

毎朝飲むコーヒー用の牛乳がなくなったから
近所のスーパーまで暗い道を歩きながら、
いまも机に向かってるだろうダーの姿を思って、
そんなこと考えた。


せめて、帰ってきて、
楽しい気持ちになってくれたらいいなと思って、
夜食に温かくて喜ぶものを作ろうと思った。

迷った挙げ句、ダーの好きな餃子を買った。
水餃子にしようと思った。



帰って来たダーに 餃子があるの、と言うと

「あ、昼の弁当が餃子だったから、、、違うのにして」



…よりによって。
こういう事、私たちにはよくある。
ダーが蕎麦好きなので生蕎麦を買えば、お弁当が蕎麦だったり。
コロッケだったり、カレーだったり。

間の悪さというか以心伝心というべきか。
餃子は役に立たない思いやりだった。







●10月末くらいに隣人ができた。
この部屋へ入居して1年と2ヶ月め、
隣人・階下(階下も空室)を気にしなくていい、
のびのびした?楽園生活が終わった。

今朝いつものように
ターリンをベッドへ連れ込んだ。
ターリンは壊れそうなくらいゴロゴロいいながら
私の二の腕に両手をのせ、
しばらくしてアゴものせてくれた。
私たちは ときどき見つめあいながら、
舐めてくれたり撫でてあげたりした。
こうして、ふたりで愛をはぐくんで
ぬくぬくラブラブ夢を見ようとしたとき、

カラッ。と、隣のサッシが開く音がした。
そのあと

 シュッ、シュッ。
シュッ、シュッ。
 シュッ、シュッ。

という、
手際よくやすりをかけるような音が続いた。
その音は午後になるまで続き、

ターリンは耳を常にそばだてていて、
私たちは 隣人を気にするカップルのように
なにか落ちつかない気持ちで、夢を見た。(結局寝てる)







●先週、玉葱を切ってたら左手の薬指(の、指先の肉)を切った。
おもわず無言の叫びをあげ、あわてて輪ゴムを関節に巻いた。
血がドバッ!!!と出て 爪と皮と肉、残り3mmだけで指先がつながっていた。
指先が熱い。ひさしぶりの流血沙汰にどきまぎした。

漫画「あずみ」では昔の日本人がバッサバッサと他人や自分を斬るけど
今だって外国の戦場ではそうやって人が切られているけれど
そんなの、とてもじゃないけど、耐えられない、
私は指先の切り込みだけで もう力が抜けてしまった。

七三分の前髪を薬指に描いたような切り傷が残りそう。

私が、あと3mmぶんトロかったら
指先が四角い人になってたかもしれないと思う。




めでるもの。




●ダ−の帰宅が遅いから私は寂しいらしい。
そのバロメーターは食欲にある。
気がつくとここ最近おやつの量が増えた。
そのうえ、いちにち4回食事してる。







父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥

レイ 

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