いつも乗る電車に遅れたらバスが30分後までなくて、待ってるのもなんだと思い高崎駅から、歩いた。30分ほど歩いていたら、途中バスに追いつかれたのでそれに乗った。
乗った‥座ったら、バスはぜんぜん違う方へ進路を切りはじめ どうしようどうしょう と内心思ってる間に降客がいないものだからバス停をどんどん過ぎる。このバスでは帰れない、降りなくちゃ‥だけど知らないところで降りても帰れない。誰かバスを停めてー。。。。。バスは17号線に出た。見た事のある景色がなんとなく見れた。そして降りるオジサンが居たので一緒に降りた。
空は真っ暗で17号はぶんぶん車が走っていて、明るいのに歩いてる人がいない。 両脇にならぶ大型店鋪の中には沢山人がいるのだろうけど誰もいない。 道も聞けない。
ダーに電話したらまだ会社だった。 仕方なく自宅へと歩いた。
大きなバイパスからバス通りの方へと住宅街をナナメに抜ける。 明るくて車通りの多い道から 1本外れただけなのに路は真っ暗だった。 道に沿って並ぶ住宅の灯りも庭や塀を隔てていてなかなか道路まで伸びて来ない。 なんとなく不安になって、背後を確認したくなるような暗さ。
ミニスカートの女子高生が自転車で過ぎて行った。 なんか、あぶなっかしいなと思った。
やっとバス通りに出た。 いつもバスから見る景色は違って見えた。 歩くと、ちょっと街に触れた気がした。
バス通りなのに車が切れるとうす暗い。 まだ時計は7時。ぽつんとある商店の灯りまでやっとの思いで歩いた。 向側から歩いてくる人の影にずいぶん気付かなかったりした。
結局、1時間ちょっと歩いた。 玄関をあけるとお腹を空かせたターリンが待っていて、 寂しかったよー待ってたよー、エサ!エサ! と言った。
くたくたになった。 だけど、初めてこの街に触れた気がしてちょっと親しくなった感じがした。 歩かないとその街を解らないと思った。残念ながら暗いんだけど。 車で走ってばかりじゃ、街を愛せないんじゃないだろうか‥とか。
高崎市は人口が減るばかりなんだって。 対策としていろいろ何かビルのようなものとか作ったりしてるらしい。 何かがあれば、人は呼べるかも知れない。でも、長く住まうなら愛着だと思う。 都市化よりももっと大事な この街らしさみたいなもの。
5年経っても10年経っても、戻りたいと思えるような街だと市民は思ってるんだろうか。私はこの街を歩いて過ごして来た人‥学生時代をここで過ごした人しかそう思わないんじゃないだろうかと思った。後から入って来た人がこの街をどう思うんだろうか。。。
九州人は九州が好きできっと自分の街を愛している。 京都人は京都が好きできっと京都に戻る。 群馬人はどうなんだろうか。
高崎はとても歩きにくい街です。 人が沢山いる地域だって真っ暗だし、自転車も危ないと思う。 歩く人の事を全く考えてない街づくりだと思う。
前橋に入った時に肌に感じる違いはこういうのもあるのかもと思う。 街路樹や灯りや。 歩きやすさと 歩きにくさ。 私は数回しかまだ行った事はないのだけど前橋の方がまだ好きです。
およそ不似合いな高層市役所を建てる前に 不格好にビルを建てる前に、そんな使い捨てみたいな街にする前に、もっといろんな時間にいろいろ歩いて自分の街を考えて欲しいと思う。何もない街にも もっとシンプルで長く愛せる何かがきっとあると思うから。
もっと歩きやすい街にして欲しいな。 観光名所とかそういうことじゃなくて。 今日の結論はこれに尽きる。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
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