2003年10月18日(土) |
★ 彼氏がいないことをネタにするのは 愛されない自分のお話。 |
神前のライブを見た。 久しぶりに泣いた。
ダーの、若い神主と絵書きの先輩主催イベントだった。大きな神社はちょっとした森に包まれていて厳かだった。黄色い光に照らされたたったひとりの奏者と朱色の神殿とちいさな石と大きな石と旧い風景と…そこに、バイオリンの音がすべるように満ちていた。ときどき近所の踏み切りの音がして秋の夜は寒くて先日入手した皮のコートを着ても冷たかった。けど、バイオリンが歌っている時はなぜか熱くなり汗ばんだりした。ただ突っ立ってるだけなのに。最後には泣いていた。久しぶりに聴いた楽器の生音がこんな素敵な瞬間で 幸せだと思う。
奏者は30才の時からこういった曲を創り始め それが認められ無印のテーマ(CD売ってるらしい)やニュースのオープニングテーマをやったそうで その傍ら数々の有名ビックステージのバックバンドをしている と言っていた。どちらが本職なのかは本人にしか解らないと思った。
だけどこの音が有名だからとかそんなの無関係に、よいと思った。最後に これは突然天から降りてきた曲です と聴かせてくれた音は、清らかで何かに溢れていた。だからなんか泣けた。
久しぶりに会った先輩らと飲むダーに着いていった。 久しぶりにモトモトカノを見た。 あきらかに気まずかった。帰りたいなと思った。
だけど 人の輪の中に私の存在がある事で 彼女が彼女らしくふるまえなかったり そこに参加出来なかったりする事はよくないなと思ったので(いろいろ怒ったけど、もう気にしないでね。)とか言ってあげようかとか思ったけど 彼女も(私とぶつからないようにしながら)普通に話していたので明確に許すのはやめにした。彼女には、みんながいる。それで充分だろうから。
8人の輪の中にあって私たちは絶対お話しなかったし目をあわせなかった。 それは暗黙の何かだった。
彼女は全然違う人のようにパーマをかけ化粧をしていて、たぶんフカキョンになりたいんだろうと思った。およそ私がしないような服装(JJ,cancanみたいな)をして、むっちりしていた。ずいぶん変わったなと思ったけど 前の方がうつくしかったかなと思った。余計なものを身につけすぎるのもよくない。あか抜けるつもりで埋もれてしまう。
やっと先輩らのくちから おひらき の合図が出て、帰路、 交差点で隣に新聞屋のバイクが停まった。しろいジャンパーの背中に「ASA」。
ああこの人は 朝 を背負って走ってる。と思った。
バイクのカゴには沢山の 朝 が載っていて重たそうだった。
そう言えば 先日初めてパーマ屋でストレートパーマした。 黒髪ストレート、いつまで続くだろうか。 >>>つづく。
---------------------------------------------------------------
■オマケのよだん
私は、愛されない自分を笑う人より 愛される自分を笑む人の方が好きです。
父長崎人+母福岡人=純血の九州オンナ、福岡に産まれ、
関東→京都→佐賀→京都→横浜→群馬と流れてます‥
レイ
My追加
↑My追加大歓迎です ・あなたの日々を熱烈熟読してますです。サンキウです。
★
【ご協力できませんか】千明美咲さんの命をすくう ★
|