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東京セレソンDXさんのお芝居を観てきました。 今回は、客演にケロンパことうつみ宮土理さんを迎えての公演なのです。
終演後にコンビニで見かけたんだけどさ、ぃやー、これがまたふつーのオバチャンなんだわ(苦笑) 話しかけたりとかはしなかったけど、すっごい近くにいたのですよ。 見てる限りは全く飾らないオバチャンでね。 1人でふらっとコンビニに入ってきて、何も気にすることもなくカウンターに座って軽食をパクついててね。 (中に飲食コーナーがあったの) 入ってくるところをみたから解ったけど、後姿とかじゃ絶対わかんなかったね。 ジョギングの途中に立ち寄ったオバチャンにしか見えない(苦笑)
それはさておき。 今回のお芝居はファンタジーです。 学生寮を営む星野夫妻は今ではすっかり仲が冷え切ってしまっている。 ある日、大した会話もないまま出かけていった旦那が交通事故で亡くなってしまう。 初七日が過ぎて、残された妻の目の前に魔女が現れ、「4つの願いを叶えてあげる」という。 信じない妻に、魔女はお試しで1つ目の願い(手を触れずに扇風機を倒しましょう、とかなんとか)を実行する。 少し信じ始めた妻は、2つ目の願い事で「自分が旦那と結婚する前の時代に連れて行って欲しい」という。 何でも、昔この寮に住んでいた憧れの「先生」と結ばれるはずだったのだが、突然現れた借金取りの男(後に夫となる人)に追い出されたのだと言う。 過去にタイムスリップし、若い頃の自分や仲間に正体がバレないように気をつけながら、住み込みで働くことに成功した妻と魔女。 寮の住人と楽しい時間を過ごしながら、後に旦那となる借金取りの男に対して心を開いていく若い頃の自分を見て複雑な気分を抱く。 そしてある日、「先生」が突然寮から消えた本当の理由と、夫の深い愛情を知り、妻は夫に冷たい態度をとり続けたことを後悔する。 最後の願い(3つ目の願いごと忘れちゃいました…)で、夫と最後の会話をきちんとさせて欲しい、と魔女に頼む。 魔女にとってのタブー、それは死人を生き返らせること。 タブーを犯すと、その魔女は星になってしまう。 しかし、魔女はそのことを隠し、夫婦のために願い事を叶えてあげるのでした。
…長く書いた割には解りにくい文章でスミマセン。 やっぱり観たらすぐ書かないとダメね(苦笑)
しっかしまぁ最高におかしくて最高に切ないお話でした。 がんがん笑って、がんがん泣いて、鼻すすりながら帰りましたもん(^.^;)
サタケ氏の脚本はやっぱりすごいよ。 一見(一聞?)他愛の無いように聞こえるなんてことない会話が実は複線張ってた、とかね。 最後の方になってバタバタバタッッッ!!!といろんなものが一気に明らかになるんだよ。 その時の電球が点いた感といいましょうか(笑)それはもう爽快なくらい。
そして、宅間さんの演技はもう言うことないんだわ。 あの間といい言い回しといい、サイッコーなの。 で、阿南さんの超元気な魔女はなんとも可愛らしくて。 妻(うつみ)のことが放っておけない割りにがんがん振り回されて困ったりする姿もおかしくて。 うつみさんはそりゃーもうさすがでしたよ。 自然なんだわ、演技が。 セリフ噛んでも自然なの(苦笑)
あとはねぇ、他の出演者。 寮の住人がみんな個性的な役なんだけど、中でも高橋亜里沙嬢の演じた兼子という役は凄かった…強烈だったよ…。 過去にタイムスリップってことで時代は学生時代が盛んな時期…1970年代とかかい? その当時の、今でいうオタクなのかな、自費出版の詩集を手売りするんだよ。 でさ、髪もすっげー長くて、とにかく暗いの。 だけど、歩き方とかしゃべり方とかがとにかく強烈。 そして、自分の詩を寮の住人達に読み聞かせるというシーンがあるんだけど、その詩の内容も強烈なのよ。意味不明なの(苦笑) ステージ上で役者も素で笑いたいのを必死に堪えてたもんね。 あれアドリブなのかなぁ…? 何回か見れば解るんだろうけど、1回しか見てないからなぁ。
終演後のコンビニでこの高橋嬢も見たのですよ。 長髪のカツラは外して、衣装も外してTシャツジャージだったんだけど、スッピンも可愛い方なのよ。 この方がステージ上であんな役…!?!?みたいな(笑) 解っていてもものっそいギャップに思わずマジマジと見てしまったよ…。
あー、こんなことならもう1公演くらいおさえておくんだったなー。
セレソンさんの舞台は、今年はもうこれが最後なのです。 次はもう来年だよー、随分先だよー(涙)
次は最初から複数回分のチケットをおさえよう。うん。
2005年05月20日(金) 久々の池袋 2004年05月20日(木) 今更ながらの謎 2003年05月20日(火) 急転直下 2002年05月20日(月) 微妙に厄日
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