Have a precious life !
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2004年11月01日(月) それはある日突然に

T下嬢のご尊父が亡くなられました。
その一報が入ったのは土曜日、本当に突然の知らせでした。

そういう類の知らせは、そりゃ、大概が突然来るものではありますが。
昨日、お通夜が執り行われたのですが、私とドロンジョ様は今日の告別式に参列することにしました。

突然のことで、きっと誰も実感が沸いていなかっただろうと思う。
でも、一番実感が沸いていなかったのはT下嬢本人だと思う。

お母様に代わって挨拶をした時は、さすがに声を詰まらせていたけれど、それ以外の時はいたって普通だった。
それがむしろ恐い。
本人も「あまりにも周囲がわーーって動くから何が何だか…ねぇ?(苦笑)」みたいに言っていたけど、きっと、今はそれがいいんだと思う。
いつだったか聞いたことがある。
大切な人が亡くなったすぐ後に葬式があるのは、個人を弔うためだけではなく、その忙しさで哀しみを紛らわすためだと。
だから、この1週間、バタバタした状態からふっと落ち着いてしまった時が恐い。

つい昨日まで、なんでもなく普通に過ごしていたという。
突然倒れて、突然逝ってしまわれたんだそうだ。
心の準備なんて出来ているわけがない。

生きているからこそ、考える。
自分の父や母、祖母が亡くなったらどうだろうか。
不謹慎な想像かもしれないけど、生きているからこそ考える。
でも、結局想像つかずに、ただ恐いと感じるだけ。
本当に恐かった。
T下嬢の挨拶を聞きながら、目頭が熱くなった。

「親はいつまでも生きていると思うな」
本当にその通りだね。



昨日の出来事から、まだちょっと立ち直れていなくて、今日も少し鬱でした。
私はそんなに難しいことを要求しているのだろうか。
世の中にはいろんな人がいる、と身に染みて解っているけど、こうもマナーや常識を逸脱した人と相対すると、すごく疲れる。
できるなら、関わらないでいたいけど、生きている限りそうもいかないし。
なんだか、生きていくだけですごく疲れるなぁ、と最近富みに思います。


…遺書じゃないよ(苦笑)


2003年11月01日(土) 転落。
2002年11月01日(金) 噂の真相


柏木 暁 |MAILHomePage

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