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2003年01月05日(日) 一時帰宅

年末年始休暇の最終日。
9日間も休んじゃって、きっとしばらくは仕事にならねぇだろう、なんて思っていたんですけどね。
年末に、年始でも出来る仕事をあえて残して来たんです。
強制的に仕事しなくちゃいけなくなるじゃないですか。
その方法を取ってきて大正解(笑)
明日は挨拶回りに勤しむとして、明後日からはその強制力の元、少しずつ仕事に復帰しようと思います。


さて、今日は早く起きようと思っていたのに、やっぱり昼まで寝てしまって。
起きて、ご飯を食べていると母から電話。
兄の怪我は思いのほか重症らしいです。
母も私も、軽く考えていました。
手術すれば治るって。

その手術では、肘に人口骨のようなプレートを入れる、というものらしいんです。
でも、そのプレートがうまく嵌ったとしても、後遺症が残るみたいなんです。
肘が少ししか曲げられない、とか。
手術でどんなに気をつけて神経に傷をつけないようにしても、指先に痺れが残る、とか。
他にもいろいろ聞いたけど忘れちゃったよ…。

でも、一番ショックだったのは、手術の時に使う麻酔。
これが身体に合わなければ死んでしまうかもしれない、ということ。
アレルギーとは別に、事前検査ではわからない反応とでも言いましょうか。
そういうのがあって、手術で使ってみないことには解らない、と。
何千人に1人、の割合で当たるんだそうです。

大袈裟だと思われるかもしれないけど。
この何千分の一という微細な確率に、こんなにも動揺することなんて、後にも先にもないんじゃないだろうか。
おかしいかな。

手術が無事に済んだとしても、後遺症が残ってしまう。
リハビリしても、肘はもう今までのようには曲がらない。
だから、マニュアルの車はもう運転できないだろうし、もしかしたら、仕事にもいくらか支障が生じるかもしれない。
右半身マヒの父に比べたら全然マシなんだけど。
世の中にはもっと重い障害を抱えた人もいて、その人たちに比べたら全然マシなんだけど。
でも、ショックなんだよね。
いつか、笑い話になると思っていたのに。
自分のことじゃないけど、すごく痛い。

ともかく。
まずは、明日の手術が上手くいきますように…。



しめっぽくなりましたが(苦笑)、こんなわけで、術後の様子次第では、母の福島滞在期間も延びるということに。
まぁ、一昨日辺りから、もうしばらくこっちにいなくちゃな、って話はあったし、そのためには下着の替えだとか、出勤に使うバッグだとか靴だとか、出勤用にももっと着替えが必要だわ、とかいろいろ考えていたのでね。
どのみち、荷物を取りに一度は帰らなくちゃ、とは思ってたんですよ。
それを、今日、急遽決行。
いやー、ちょっとした夜逃げ状態でしたよ(笑)

昼過ぎに、父と共に車で出発しまして。
アキラが車で行くから貸して、と言ったら、「久しく運転していないのに?」と心配されまして。
えー、それは父ではなく、遠い福島から母がね(苦笑)
その母の心情を察し、父が付いて来ることになったわけです。
父、極度の高所恐怖症で、アキラの部屋(3階)まで上がれないので(実話)、アキラの自宅まで来たところで何も出来ないのですよ(^.^;)
そんなわけで、父はアキラ宅近所のファミレスで待機です。

ファミレスに父を落とした後、アキラはとにかく急いで自宅へ。
ポストを見て、年賀状をチェック。
出してない人から来てたらこれから書きます。
(まだちゃんと見てない)
うーんと遅くなりますが仕方があるまい!
で、どうしようか迷ったんですが、PCも車に積んで来たので、たまった日記だけアップして、業務連絡を書いて。
着替えも、下着関係は旅行用のでかいバッグに詰め込んで、スーツとかシャツはハンガーにかかった、そのままの状態で(笑)
冷蔵庫の中にある牛乳(期限切れ)を処分して、パンとかはバッグへ。
保険証と、通帳と印鑑もバッグへ。
CDも何枚かバッグへ。

本当はごみも集積所へ出しておきたかったし、洗濯物も実家へ持っていって洗濯したかったんですが、その2つだけはすっかり忘れてきてしまいました。
まぁ、生ものはないからいいんですけど。
洗濯物も、困るほどのものじゃないし。
困ったら一度帰ればいいだけの話だしね。
…かなり面倒くさいけど(^.^;)

自宅滞在時間、僅か30分。
無理矢理まとめた荷物を持って、車へ向かったわけなんですが。
車を停めた場所が、ちょっとした暗がりでね。
人目を忍んだわけじゃないんですけど、おかしな状況だなー、と自分で思いましたよ。
夜逃げみたいなんだもん(笑)
盗まれて困るものは、ほとんど持って来たつもりですが、やっぱり気分いいものじゃないんで、空き巣に入られないように祈るばかりです。



こうして日記を書いていて、朝、電話を貰った時の動揺がまた復活してきてしまって。
焦燥感というか、恐怖ですよね、それに押し潰されそうになってました。
心配してスカメをくれたKさん、本当にありがとうございました。
あなたのおかげで落ち着きを取り戻せました。
最後は、全然違う話に逸れていきましたけどね(笑)


兎にも角にも、明日!
明日の手術さえ無事に済めば!

何も出来ないのがもどかしい…。
おにいちゃーん(ブラコンめ)


2002年01月05日(土) 屋根の上のバイオリン弾き


柏木 暁 |MAILHomePage

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