2002年05月14日(火) |
「暴力脱獄」と「チャイナ・フィナーレ」 |
久しぶりに、ビデオ観ました。
「暴力脱獄」これ、原題が『COOL HAND LUKE』なんです。 1967年、アメリカ。ポール・ニューマン主演。 はっきりいうけど、邦題がひどい!なんか、バイオレンスものにありそうな題でしょ?全然違うのよ。わたしの知識の宝庫Sさんは、その昔このポール・ニューマンが大好きだったそうです。それはそれは、ハンサムないい男でした。共演のG.ケネディが、この年のオスカー助演男優賞とってますね。とってもいいコンビです。ストーリーは、何度も脱獄を試みるルーク(ニューマン)、その相棒がG.ケネディで、刑務所の生活だけど、自分を見失わないルークに、周りの囚人たちが、徐々に一目置くって言うのかな、でも、することはさりげないんです。道に砂をまく、そんな作業を、ルークが「早くやろうぜ!」といってやり始めると、みんながそれに乗せられる、とか。原作者は、牢獄生活経験者だそうで、とってもリアルでした。そんなルークが気に入らない管理者たちが、いじわるするんですね。おおきな穴を掘れといわれる、そのあと、穴を埋めろといわれる、そんな繰り返しって、『絶望』しか見えてこない。刑務所の中って、やはりそんなことがあったんだろうか? ラスト、ルークが死んで、囚人たちが「ルークはどんな顔してた?」と聞いたとき、G.ケネディが「笑ってやがった。いつも、笑ってたさ、やつは。」が、心に残りました。
「チャイナ・フィナーレ〜清朝最後の宦官〜」 監督: ジェイコブ・チャン(張之亮) 製作総指揮・アクション指導:サモ・ハン・キンポー(洪金寳) 出演: サモ・ハン・キンポー(洪金寳) マックス・モク(莫少聰) アイリーン・ワン(温碧霞) アンディ・ラウ(劉徳華) ウー・マ(牛馬) ラム・チェンイン(林正英) マンフレッド・ウォン(文雋) 1987年/香港/91分
その昔、中国では、王朝時代だったとき、宮中には宦官といわれる人たちがいました。陛下への忠誠のしるしとして、男のしるしを切り取って、宮使いします。主人公は、子供時代貧乏で苦しんでいたから、小さいときから「宦官になるんだ。」と決めていて、父に切ってもらうんですΣ(゚д゚lll) で、まずは京劇の修行して宮中にはいる機会を待って、とうとう宮遣い。でも、中国も王朝が危ない時期に入っていて、宦官はある日すべて城を追われる・・・とまあ、中国の歴史の一部がわかってきますが、壮絶な一生になるんですね、彼。 男なのに男じゃない、結婚もまともにはできないし、子供も。
アンディ・ラウが、革命戦士の役で出ていました。 中国って、怒涛の歴史が詰まっている国だなぁ、と改めて思いました。
さて、こっちでは、そろそろ、アジア映画のオンパレードです。 「活きる」(コン・リーです。チャン・イーモウ監督!)「少林サッカー」(これは、きっとおもしろいチャウ・シンチー監督・主演だ!)「鬼が来た!」(・・まっちゃんが『日経エンタティメント』で10点満点つけたって!)この3作は、絶対観るぞ!!
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