2002年04月04日(木) |
「EUREKA ユリイカ」 |
夜中に観ました、なんと217分! 2001年公開、青山真治監督。 役所広司(バスの運転手,宮崎あおい・宮崎将(兄妹),斎藤陽一郎(その従兄) 利重さん(バスジャック犯)、だいたい出演者はこんなところです。 九州のある町で起きたバスジャック事件。死者6名、犯人射殺、というのを目の 当たりにしたバスの運転手と通学途中で乗り合わせた兄妹。 なかなか普通に戻れないで辛い日々を送る彼らが2年後に再会して、 これからどうやって生きていこうかというストーリーです。 モノクロではなくセピア色の画面です。ゆったりとストーリーが流れます。 彼らが、どうやって立ち直ってゆくの?と心配しながら観ていたら、 217分が過ぎていました。ゆったりとした気持ちで観ましょう、と某雑誌に書かれていましたので、わたしもゆったりと観ました(笑)。
物語の設定は、かなり特異です。 兄妹(中学生と高校生かな)の母は家出し父は突然亡くなってしまうし、 町の中では、通り魔殺人も起きるし、住みにくいちょっと田舎風のところだし。 観終わってまず考えたのは、人が殺されるのを目の当たりにしたら、命の重みが どういうものかわからなくなってしまい、何かを失うということ。 そして、そこから立ち直るには、どんな形でもいいから人の手が必要なんだ、と 思いました。
『helpless』の続編だと書かれていました。 また、ゆったり出来るときに、ぜひ観たいと思います。
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