saaraの日記
ごく普通の主婦です。暇な時間はだいたいTV画面観てます。
映画館へは月に2〜3回。あとはwowowかなぁ。そしてDVD。
好きな人は年々増加中。しかも若い子が増えてる!
ナンバー1は多分一生Nicolas Cageですが。

2002年04月04日(木) 「EUREKA ユリイカ」

夜中に観ました、なんと217分!
2001年公開、青山真治監督。
役所広司(バスの運転手,宮崎あおい・宮崎将(兄妹),斎藤陽一郎(その従兄)
利重さん(バスジャック犯)、だいたい出演者はこんなところです。
九州のある町で起きたバスジャック事件。死者6名、犯人射殺、というのを目の
当たりにしたバスの運転手と通学途中で乗り合わせた兄妹。
なかなか普通に戻れないで辛い日々を送る彼らが2年後に再会して、
これからどうやって生きていこうかというストーリーです。
モノクロではなくセピア色の画面です。ゆったりとストーリーが流れます。
彼らが、どうやって立ち直ってゆくの?と心配しながら観ていたら、
217分が過ぎていました。ゆったりとした気持ちで観ましょう、と某雑誌に書かれていましたので、わたしもゆったりと観ました(笑)。

物語の設定は、かなり特異です。
兄妹(中学生と高校生かな)の母は家出し父は突然亡くなってしまうし、
町の中では、通り魔殺人も起きるし、住みにくいちょっと田舎風のところだし。
観終わってまず考えたのは、人が殺されるのを目の当たりにしたら、命の重みが
どういうものかわからなくなってしまい、何かを失うということ。
そして、そこから立ち直るには、どんな形でもいいから人の手が必要なんだ、と
思いました。

『helpless』の続編だと書かれていました。
また、ゆったり出来るときに、ぜひ観たいと思います。


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