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2002年05月04日(土) 価値

苦しい夢を見た。
私が祖母の家に行って、ずっとずっと勉強してる夢。
誰も教えてくれない。とにかくその家から出ては行けないのだ。

私は勉強が好きだった。
小学校の頃は努力すればたいていの勉強についていけた。
成績悪くなかった。

ところが、中学にはいってから全く勉強について行けなくなってしまった。
それに物凄い量の宿題。
要領がすごく悪い私。人がたった一時間かけてこなしてしまう勉強も
何時間かかっても終わらせる事ができなかった。

帰ってきたらすぐ机に向かって宿題。まだ終わらないから5時起きで残りを片付ける。それも数学なんかほとんど意味も分からないまま泣きながら、母に教わりやっていた。解答はそばにあるのにそんなことは絶対できなかった。
良心が許さなかったから。
友達が迎えにきてもまだ終わらずに先に学校に行ってもらう事もあった。


当たり前だよね。だって他の人達は宿題やって、塾行って、まだ他に勉強しているんだもん。私は頭、悪かったんだよね。

だから悔しくて悔しくてもっともっと勉強した。
そしたらテストが行われる度に成績もどんどん良くなって行った。

でも、もう限界まで来てたんだよね。
精神的にも肉体的にもとっくに限界を超えてた。
小学校にいた頃は入院したり通院したりでほとんど欠席だったから
中学ではがんばろうって決めてた。
勉強頑張ろうって。


そのうちさ、どんどん勉強が嫌いになっていった。
私にとって苦痛でしかなかった。
でも、いい点取ったら楽になれるって思って
できもしないのにどこに行くにも参考書なんか持ってた。

2年になってからの冬。
とうとう来る時が来た。
解放される時が来た。
そう、精神的にも肉体的にも自分を追い込める所まで追いこんで
体がつかえない様に仕向けた。
「もういいんだ・・・もう苦しくないんだ。やっと楽になれる。」
冬休みあけの3時間目、主任の先生に申し出た。

「先生、早退してもいいですか?」
「でもまだ国語が残ってるよ?それやってからでもいいんじゃない?」
「いいんです。帰ります。」

嬉しかった。これで病気の心配も、勉強の心配もしなくていい。

家に帰った私はすぐにほっとカーペットの上で布団に包まり
眠った。眠った。眠った・・・・

2週間、私はずっと眠りつづけた。
朝も昼も夜も 朝も昼も夜も 朝も昼も夜も・・・。

今まで体が故障してたのに無理して頑張った分のお返しが
その後にどんどん帰ってきた。

それからもすごい頭痛に苦しめられたり、体のだるさに耐えられなかったり
胸の奥の不安さをかき消せなかったり
正常な状態が続かないからもう授業についていけんかった。
宿題も気力がないからもう少ししかできなかった。

私は自分にはなんの価値も無い汚れた人間だって
ずっとずっと毎日自己嫌悪だった。

いわゆる不登校になってしまった。
だけど行ける時は頑張って行ってた。
ありとあらゆる病院にいったけど、何もかわらんかった。
「もう治ってますよ。元気元気!!」
言葉を失った。

中2の冬、ある病院に行った帰りに父がボソッと言った
「ああ言う病院は行ってもあんまりかわらんだろ」
私の名かで何かが切れた。
もうどうでもいいと思った。

気がつけば夜道を自転車でぐんぐん走っていた。
そして、中学校に来た。
なんだか無性に担任の先生に会いたくなった。
それでも10時をまわっていたから、会えるわけも無く、ただただ地べたに座っていた。

それから何日も立たないうちに、また私は壁にぶつかった。
中学留年になるかもしれないということが母の口から飛び出したからだった。
留年?馬鹿じゃないよ??後輩と一緒に勉強するなんてこれ以上恥かしい事無いじゃん。病気もなおんないし、どうしたらいいのか分からずに
頭がいっぱいになってこんがらがって涙がいっぱいでた。

「なんで私だけこんななの?なんで私だけ病気なの??
 もういいじゃん。白血病だって、苦しい治療だってもう十分やったじゃん。
 なんで私だけ普通にいきられないの?いつになったら治るの。
 ねえ?いつになったらなおるの?ねえ?ねえ????」

夜の車が走っていない広い道路の真中で泣き崩れた。

 「自分を受け入れる事も大切だよ。」
 
そういわれて、わたしはもう口を閉じた。



この前久しぶりに親友と長い時間一緒にいたとき聞いてみた
Yちゃんはさあ、中学の時勉強どうしてた??
「勉強?ああ何にも考えて無かったわ。まあ、適当にやっときゃいいかなって
思っとった。雫ちゃんは頑張ってたよねえ・・・。たまにいるよね。すっごい努力して頑張ってる人。あのまま病気じゃなかったら結構いい高校いってたと思うよ
絶対。」

「うん。わたしきっと人の五倍やってやっと人並みだと思う。」

「それでまた1年休むの?すんごい遠回りじゃん。
卒業したら・・・・23!????」
「しょうがないよ。自分で決めた事だし、体がもとに戻らんもん」

そっかあ・・・適当で良かったんだ
なんか私、ばっかみたいだな〜
それでも勉強頑張りたかったんだろうな。

元気になったらまた勉強頑張りたい。
と思う反面、勉強ってそんなに必要なんだろうかって思う
通信制なんかに入れば単位取ればいいだけだし
それでもやっぱり何か自分を高めていくために色々学びたいなあ。

大体見る夢って、勉強に追いこまれてるものばっかり。
ふぅ・・・・
なんか人生の10分の9使い果たしたって感じ。
もうくたくただよ・・。
















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