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- 2002年02月01日(金) マラソン
昨日NHK総合テレビで
「トップランナー」
を見た。
トップランナーとはその時活躍している芸能人や歌手などを
素敵に楽しく紹介する番組だ。
今回のゲストは「高橋尚子さん」だった。
私はスポーツに全く興味がなかった。
野球がやっていれば(この延長のせいで見たいドラマがつぶれた)
って思っていたし、
サッカーもただボール蹴ってるだけじゃん。
野球よりルールが分かり易いって言う点でましだよな・・・
くらいにしか思っていなかった。スポーツ番組が嫌いだった。
お正月に父の実家に行って親戚で集ると言う行事がある。
父の弟は駅伝にでたそうだ。
だから、中学の時は校長から(校長は彼のコーチだったらしい)
「君のおじさんは凄い人だったんだよ。」
と、私を見つけるたび声をかけられ、彼の栄光話を切々と10分は語られていた。
はっきり言うと迷惑だった。
だって周りの子が聞いているわけだし、どう考えても自慢に聞こえるだけだ。
自慢って言うのは、決して人に良い印象を与えない。
嫌な気分になる。
私自身、そんな事を話されたって困る。何か得をするわけでもないし・・・。
でもって、正月に父の実家には必ず「駅伝を見る」
と言う習慣がついていた。主に祖父と叔父が見ていた。
「ったく・・・・走るののどこが楽しいんだか。」
と私はいつも退屈していた。
テレビがついているとみんな必然的に見てしまうから。
私はみんなでトランプとかすごろくがやりたいのに。
私は昨日本をはやく出版したいと言った・・・
「トップランナ」ーの高橋尚子さんはこんな話を聞かせてくれた。
98年のセルビア世界選手権での出来事。
大会の前に彼女は足を痛めてしまった。
でも、彼女は負けなかった。
その大会に必死で出ようと日々練習をおこたらなかったそうだ。
そして大会当日の4時・・・
彼女の足は動かなくなっていた。
歩く事すら、少しで動かすと激痛が走る。
それでも彼女は大会に出る気でいた。ここまで頑張ったんだもん、
凄く出たかったんだと思う。
悔しい気持ちでいっぱいだったんだと思う。
そして監督に呼ばれた。
「高橋、今日は出場をやめよう。」
それでも彼女は泣きながら訴えた。
「監督、走らせてください」
あたしも必死だった。
本を書かせてください、苦しいんです!!!
監督は言った。
「高橋、今君は富士山の8合目まで来ている。
今日は猛吹雪で頂上につけないかもしれないし、死んでしまうかもしれない。
それでも登り続けるのか?それより天気のいい日にもっと高い山に
ゆっくり上って、いい景色を綺麗な景色を眺める方がいいと思わないか?。」
高橋選手の心は決まった。
今回は諦めると。
悔しいけど、私も今回は諦めようと思う。
憎しみのこもった親に対する、虐待の本なんて誰が読みたいと思う?
それに、もっと大きくなって私の気持ちが変わっても、親を心から
受け入れられる日が来ても読者に誤解されたままかもしれない。
文章として、憎しみの文章として残ってしまうから。
最後に彼女は言った。
スタート、途中、最後、色々な選手がいて、
どこで力を出すかは人それぞれだけど
私はどのコースを走ってもどこに行ってもコースを自在に
自分で操ってしまうような、そんな選手になりたいと。
私も思った。こんな未熟な私の文章、考え方、これはこれで
「青春」のような感じでいいのかもしれない。
でも、やっぱりもっとたくさんの人の本を読み、白血病の事も
精神病の事ももっともっと勉強して知識を増やして
それから・・・それからでも遅くないと思う事にした。
文章を自在に操れる選手?(物書き)になりたい。
足をくじいて、これから一生走れなくなるのは嫌だからね。
いい景色を見たいから、
いい文章を書きたいから
だから私は策を見つけながら頑張るね。本当は苦しいけどさ。
私がスポーツが嫌いなのは運動音痴だから(苦笑)
水泳は結構得意なんだけどさ。
それから今度親戚で集る時には私、
テレビを食い入るように見つめているかもしれない(笑)
監督は言ったそうだ
「オリンピックに連れて行ってやる」と
あたしもそんなこと(本出版)いってくれる人が欲しいな〜〜
なーんて甘いっすかね(笑)