最強の星の真下

2003年09月12日(金) 雑感。

今週は蒸し暑かった。
空気中の水分と自分の汗で、じんわりと煮込まれているような気候だった。
9月も半ばになってから「残暑」なんて、フェイントだ。

暑いせいか、今週は特に電車の中で座っている時、隣の人が熟睡して寄り掛かって来る事が多かった。
全体重をわざとかけているのではないか、と邪推したくなるくらい思い切りよく寄り掛かってくる人もいた。
が、まあみんな暑くて消耗していて、それなのに暑いから夜よく眠れないのだろう、と思ったので今週は少々の重さは我慢した。

でもねえ、いくら何でも、私はクッションじゃない!と言いたくなるくらい寄り掛かるのはやめて欲しい。
今日の帰りの電車では、左腕があっという間に痺れるほど寄り掛かってくる、いかにも重そうなオジサンが隣席だった。
もうあと5センチ頭が下がったら膝の上の私の鞄が枕になるなあ、という寄りかかり振り。
そうなったら眠っていようが何だろうが痴漢呼ばわりして床に転がそうかなあ、と、真面目に考えた。
幸いにもそのオジサンは私の鞄を枕にすることなく、無事に目を覚まして私より先に電車を降りていったのだが。

隣が女性だというのに、そして逆隣が男性だというのに、よくまあそんなに緊張感無く女性側に寄りかかる事ができるものだ、と呆れた。逆側には、少し寄り掛かっただけですぐに“はっ!”という感じで身体を起こしていた癖に。
そのオジサンの愚鈍なメンタリティを垣間見た気がした。


暑くて眠くて気力を使い果たした金曜日。
週明けよりは随分とココロが狭くなっていた。イジワリスト。
・・・だからって反省するつもりはないけれど。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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