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RIKA★MOTONI


モトニリカ
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2004年03月05日(金)
有星と一足早いホワイトデー

クッキーを貰い、今夜は本物の夜空を展望台で
二人肩並べ手を握り温もりを分かち合い眺める。
七夕をまた二人で視られるといいなと話していると、
有星が1年に1度の出会いじゃ記憶が薄れおぼろげになるねと云う。

俺は・・・そんなコトはあり得ないと感じた。
本当に愛していれば、どんなに時がその愛を隔てようとも
あの人との想い出を忘れたくとも、忘れることは出来ない。
でなければ、こんなに千尋を愛してはいられまい。
だからこそ何処で今頃なにしてるか分からないあの人を、
またくだんないこと、ぐちゃぐちゃ云いながらしてんだろなー
とか想い自然と弛む頬を俺は押さえられないのだろう。
あの人と一緒にいたのは僅かな期間。
今でも、年に数度しか逢わない。
でも俺はその短い時間の愛を忘れることなんて出来ない。
狂おしいくらいに千尋が好きだ。愚かなくらいに千尋でないと意味がない。
そして、ソノ記憶故に俺は愛する人とはつきあえない。
もぅ失う悲しみは知りたくもない。
あんなに辛い想いは二度とごめんだ。忘れたくても忘れられない。
其れが愛なのだろう。

そんなことを考えながら部屋で疲れ
可愛い嵐の戻りを待ちつつ嵐がくれたボトルワインを飲み空ける。
・・・・・・・・桜よ、早く咲け。