今日は街へ夕方ちょっと出歩き 食材買い出しと合い鍵作りと歯ブラシ購入に行って来た。 途中、大学時代の知人と偶然会い昔話しをし、 買い物袋の中身突っ込まれる。 で、相変わらずベジタリアンチックな食材を注意され、 歯ブラシにからかわれる。 ペットの大型犬用だと云いつつ、にやけまくりの俺に呆れ笑いされた。 結局なんやかんやいいつつも大学時代誰ともつきあわず、 誰とも一緒に住まなかったし、 部屋通されたって聴いたの、たった独りそれも一回きりだったろ と昔のコトをつっこまれる。 他人のコトなのに良く覚えてるもんだと俺も逆に呆れ嗤い。
新品の歯ブラシを一本コップに立て 本当に久しぶりの誰かとの共有に心浮かれる。 誰でもいいってワケじゃない。 むしろ誰かと一緒にいるよりは、 自分の帰るトコくらいは独りで素で不機嫌で居たいと想うタイプの俺。 まー嵐は学校の寮もあるし、高校卒業するまではたまに来るかな? ってカンジで、とりあえず手紙書き合い鍵も同封した。
夜、有星から携帯が鳴り、金曜の予定についてだった。 いつも「理椛と一緒ならどこでもいい」とか曖昧なことを云うので、 自分の意見がない奴が大嫌いな俺は、今度こそ場所指定させる。 年上なんだし、まぁ俺に甘えるのはいいけど、 ネコっぽすぎるのは勘弁。「大好きだよ」のコールに微苦笑。 有星は好きだが、俺は恋人にはなれないし、なる気もない。 そのへんきっちり、またさりげなく押さえておこう。 傷つけるのは趣味じゃない。 俺にとって「はにー」は恋人に値しない。可愛いヒトの意味だ。
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