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RIKA★MOTONI


モトニリカ
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2004年01月11日(日)
非常階段でオルフェに為る

んーンー綺麗なヒトを通りがかりの非常階段で見つける。
ヒトの入れ物も美しければ、内面も美しいヒト。
綺麗なヒトと、月を語り、雨を説く。

現国の三ッ國(ミツクニ)先生。
ちょっと昔つきあっていた当麻調。
俺ほど自分に割り切っていなく、ちょっと繊細で、でも弱くもなく、
ケド少し脆い、そして結構それなりにあきらめがちに自分スキ。
で、多分ヒトという生き物にそんなに物事を求めていない。
いや敢えて、求めようとしないようにしているのだろう。

俺も大概、愛想いいわりに適当だけど違う。
俺はヒトという生き物が好きで、ヒトに対して好奇心旺盛だ。
正直、ちょっと他人という固体には関心が薄い部分もある。
だから名前も覚えられないし、識別も結構怪しいのだろう。

三ッ國先生みたいなタイプにとって、多分俺の存在はいい結果を生まない。
綺麗なものが好きな俺は、惹かれるし触れたくなる。
けれど中途半端な動悸は傷つけてしまうことになる。
だから深入りしてはいけない。彼も容易に扉を開けはしまいだろうが。

斯くも、美しいものはどうして月夜の様に
ヒトをこうも乱し虜にせんと引き寄せるのだろうか。
きっと俺は、あのヒトをみかけたら今後自然と声をかけ
よっていってしまう自分を止められまい。