寝過ごして、あれほど楽しみにしていたお茶会を放棄してしまう。 自分で自分にショックだった。
千尋から以前手紙を貰っていて。返事を忘れて居たことに 『冷静と情熱のあいだ』を読んでいて気づき、ふと携帯メルを打つ 千尋がくれた手紙は 理椛が逢いたいと想ったらすぐ知らせて欲しいってことと 相変わらず鈍くてごめんってので。
なんで、オレだけ会いたかったら連絡しなければならないのかも よくわかんないし。千尋がオレに逢いたいときに連絡しろよ。 プライド高いオレから昔の恋人に逢いたいなんて云えるか とか、 鈍いのが好きなんだから今更しかた無いだろう。 千尋が謝るまでもなく、オレが悪趣味だから仕方ない。 とか、 想ったけれど、よくよく考えると
千尋に逢いたいと想うときってのが良く自分でも分からなくて 鈍いのは、まーどちらも悪くはないので無視し 微妙なケータイメルをしておいた。
で、すぐきた千尋のケータイメルの返事にまた微苦笑し 嬉しく阿呆と呟いてしまった。 オレは人の物はいらないって昔から言ってるのに、馬鹿だな。
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