昨日、結局。
ダーリンから電話があったのは、深夜3時を回ったところ。
既にベッドに入ってグズグズしていた私は、
電話の着信音で飛び起きる。
受話器から聞こえてきたダーリンの声は、疲れているけれど、
どこかしら楽しい余韻を引き摺っているような気がした。
飲み会での出来事を話してくれるダーリン。
でも其処で語られるダーリンの姿は、
まるで違う人のよう。
「知らない人みたいだ」とポツリ呟いたら、
「そりゃそーだ。皆変わっていくんだよ」と返された。
その言葉に、私は何故涙を流してしまったんだろう。
其処から先は、泣いているのを知られるのが嫌で、
半ば強引に電話を切ってしまった。
でもダーリンは、私の気持ちなんて知る由もない。きっと。
あんなに疲れて帰ってきたのに、
わざわざ電話をくれて、すごく嬉しかった。
だけど、やっぱり、私の状況なんて、
ダーリンには興味のない事なのかもしれない。
自分の事で精一杯のあなたに、
こんなことを望むべきではないのかな。
私の思いやりが欠けているのかな。
それでも私は優しい言葉をかけて欲しかったよ、ダーリン。
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