生涯の約束

2005年03月26日(土)

「大事な日」のお話。

今日になってもダーリンは気付かない。

電話で話していても気付かない。

自分からは絶対言わないぞ。

そう心に決めて君と会話をする。

意地悪かもしれない。



事の顛末を聞いたダーリンは、

嫌な汗をいっぱいかきながら、慌てている。

結局のところ、寂しかったのだ。

どんなに愛されていると実感していても、

心の裾を黒く染めるインクみたいなものだ。

嫌味と脅しを、ちょっとだけ言ったのは

私なりの誤魔化しだから、あなたはきっと感謝するべき。

失望と引き換えに、1つの「約束」を受け取る。

でも私は、今夜、

あなたに「大事な日」を祝って欲しかった。

生涯の約束よりも、何よりも。





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