もしも、あなたを失ったら

2005年03月21日(月)

どうしてこんな私を好きでいてくれるのか、

我ながら不思議に思う事がある。

自分で言うのも何だけど。

顔なんかカエルみたいに潰れているし。

人付き合いが上手くできないくらい不器用。

その割にはプライドばっかり高くて、

格好つけて失敗ばかりしている。

おまけに酒癖も悪い。



私の知ってるダーリンは。

いつもいつも皆に愛されていて、

その中心で笑顔を絶やさない人。

気難しそうにしかめっ面をしている私とは、

まるで正反対。



だから彼は、私の恋しい人でもあり、

そして憧れの人でもある。

私に無い物を、持ち合わせている人。

その柔軟さに、私は嫉妬したり、尊敬したり。

私の隣に居る彼を眺めながら、

何故この人は私の傍に居てくれるのだろう?

と疑問を感じる事が度々ある。



最近の私は、不平不満ばかりを吐き出していた。

「私の想いなんてダーリンには届いていないんだー」

「私の事なんてもう必要じゃないんでしょ?」

そんな風に言って、ダーリンを困らせていた。

ダーリンにも、この関係にも、不満なんて、無い。

ただ月日が流れるごとに、

私の存在、ダーリンの存在が、当たり前のようになっていって、

その穏やかさにちょっとした苛立ちを感じていただけ。

理不尽な八つ当たりめいた発言をし続ける私に、彼は言った。



あのね。初めてあなたを見た時にね。

私、この人は絶対手放しちゃいけない人だって感じたんだ。

だから頑張らなきゃ、と思って、無我夢中でぶつかっていった。

その時の気持ち、今でも全然変わってないよ。

もし。あなたを失ったら、私。

どうしたらいいのかなぁ。


 INDEX 


My追加


karinko * mina plus
B B S [ ]