急に不安に襲われるのは、ダーを信じてないからではなく、
ましてや自分の気持ちが揺れてるわけでもなくて。
ただ突然、スポンと落ちる瞬間がある。
絶対なんて、どこにもないよなー。とか。
こんなに身を預けちゃっていいんだろうか。とか。
もしかして無理させちゃってるのかなぁ。とか。
その他諸々。
なんてことないダーの言葉に敏感になってみたりしてね。
いい迷惑だぞ、まったく。
ダーがしばしの間、会社の仕事として研修会に参加するらしい。
何かを学んだり、視野を広げるのはいいことだと思う。けど。
やっぱり相手が新しい環境に身を置くことは、不安要素が増えることでもあって。
そんな風に思う自分に対して、なんて心の狭い女なんだ!って失望したりもする。
ちょっと声のトーンが下がったりして、ねぇ。
ダーにも気付かれちゃったかもしれないなー。失敗だ、失敗。
オンナノコ、沢山いるのかな?とか不謹慎な妄想。
出会いなんてね、身近なところにいくらでもあるんだよ。
家と会社の往復でも、通勤電車に乗れば人が溢れてるんだから。
取引先に女の人が居る時だってあるのは当たり前。
そんな事にヤキモチやいたって仕方ない。てかキリがない。
ああ、馬鹿な女だ。
ダーの自由を拘束することだけは、したくないのに。
足枷になんか、なりなくないもの。
重荷だなんて、思われたくないもの。
この間ダーが何気なく言った言葉。
冗談だよ、って笑ってたけど。
なんだか心に引っかかる。
相手の全てを知ることなんて、出来ないのはよく分かってるさ。
こんなに一緒に居て、こんなに沢山おしゃべりしてるのに、
それでもまだ、あなたのことがよく分からないと思うのは何故?
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