わお。明日も仕事なんだね?
ひさびさに2連休かと思ったのにー。ガッカリ。
こんな風に忙しくて余裕がないと、
顔も身なりもどんどん汚くなっていく気がするよ。
心の澱みたいなものが蓄積されて、
内面から滲み出てる感じ。
ストレス、とか、疲労、とか。
昨日ダーから電話がかかってきたのは深夜2時を回ってた。
半分寝ぼけながら電話に出たら、
すごく疲れたダーの声が聴こえてきた。
今日のダーもすごく疲れてるみたい。
こちらの話に乗ってこない。
ため息ばかりついている。
そして最終的には仕事の話へ。
愚痴だか、悩みだか、不満だか、よく分かんない話。
私なりのコメントをしてみても、
「蝶ちゃんは偉いよね」
なんて一見嫌味とも取れる返答しか返って来ない。
八つ当たり、っていうほど酷い態度じゃないものの、
どんな言葉を投げかけても受け取ってはもらえない。
高い、高い、壁。
こんな時は、すぐに電話を切って、
1人の時間を持たせてあげるのが得策なんだろう。
彼自身の為にも、私自身の為にも。
でもお節介な私は、
彼の気持ちを上向きにしようと躍起になる。
私には“放っておく優しさがない”。
付き合い始めのころ、ダーに言われた言葉だ。
分かっているのに止められない。
パンドラの箱。
私の親友がよく言うこと。
「誰かにとっての優しさは、別の誰かにとっての優しさじゃない」
私がどんなに優しさを集めてみてもね、
最大限の優しさを振舞ったとしてもね、
伝わらない時は伝わらないし、
伝わらない人には伝わらない。
でもだからと言って、
その優しさは決して一人よがりなんかじゃなくて、
別の誰かにとっては、確かな救いになったりもする。
人の心が読めれば、こんな苦労は無いのかも知れない。
でも、私は人の心が読める能力なんて、これっぽっちもない。
だから、私は、私なりの方法で、
愛情を示すしかない。
嫌がられても、突き放されても。
こんな夜は、ダーの心の底にある黒くて重い塊が、
私の中にまで染み込んできて、
身動きが取れなくなりそう。
でも、ため息はつかない。
幸せが、逃げちゃうから。
代わりに、大きく息を吸い込む。
幸せを、取り込むように。
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