生涯の恋人

2004年03月12日(金)

早いもので、もう2週間が経った。
今日はダーのところへ行く日。
夜の飛行機に乗る。



ダーの好きな深紅のネイルを施し、
ダーの好きな淡群青のアイシャドウを塗り、
ダーの好きな桜色のグロスを重ね、
ダーの好きな純白の下着を身に着けた。
恐らく、この先彼と別れるようなことがあったとしたら、
これらの色たちを、私は一生取り入れることはないだろう。
彼のための色だから。
彼だけのための色だから。



あの日以来、ダーは以前と変わらず毎日電話をくれる。
そして以前よりも優しくなった。
なのに、何で私はこんな曇った気持ちのままなんだろう。
自分で自分の気持ちが分からない。




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きっと怖いのは、恋にのめり込む自分自身。
いつか来る別れを勝手に想定して、
自分の取り乱す様子を妄想して、
気持ちを必要以上に抑え込んでいる。
私は天邪鬼で臆病者だ。




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もうこんな考えを抱くのは止める。
どんなに時間を費やしても、私のすべてを受け止めてもらおう。
そして彼のすべてを受け入れてみよう。
笑った彼が見たい。
彼を幸せにしてあげたい。
彼が望むなら、どんなことにでも動じない
深くて大きな人間になりたい。
たとえ他人から、大馬鹿者と評されようとも。
私が愛した人だから。

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