泡沫

2004年01月12日(月)

ダーは今日、1人でスノボに行ったみたい。
昨日の夜中、突然そう宣言して、明け方出かけてしまいました。
いつでも突然なんだなー、彼の行動は。
付き合い始めた頃よりは大分マシになったけど、
知らない間にフラフラとどこかへ行ってしまう。



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別に彼の楽しみを奪いたいわけじゃない。
だけど、私の知らない姿を持っていたり、
私の知らない間にどこかへ出かけていたり。
そんなダーにヤキモキさせられることもしばしば。
基本的に彼は、誰とでも仲良くできるタイプで、
1人の時間をこよなく愛していて、友達関係も幅広い。
私はと言えば、寂しがり屋で、人見知りで、
知らない場所へ行くのに尻込みしてしまうタイプ。
人間関係だって、“狭く深く”って感じ。
要するに2人は正反対の性格っていうこと。
だからダーに
「なぜ1人でそんなこともできないの?」
と問われると、自分がとても小さな人間に思ってしまいます。
自分に無いものを持っているダーに惹かれてはいるけれど、
その部分に嫉妬したり、
理解できずに苦しんだりしている自分がいることも事実。
「なんて私は駄目なんだろう」
ダーには内緒だけれど、そう落ち込むこともあるんです。



出会った当時、ダーが1人で旅行に行った時の話を聞くのが好きでした。
日本だけじゃなく、アジアやヨーロッパ。
彼の目から見た異国の地が、どんな風に映っていたのか。
ワクワクしながら、そんな話に耳を傾けていました。
でも、いつの頃からか、そんな彼を羨ましいというか、
根本的なものが違うなって感じてた。
だからこそ、どんどん好きになっていたけれど、心の中では、
「この人はいつか私を置いていってしまうだろう」
そんな恐怖が沸き起こっていたのです。
運命の悪戯によって、私が生まれたこの街に配属になり、
私と出会い、恋人同士になった彼。
だけど事実、彼は転勤族で、数年後には、ここから去ってしまう。
彼は、いつかこの街を出ていく人。
そう、その頃の私は



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結果的に、今現在、遠距離恋愛という関係になって、
私は馴染み深い街で、ダーは新しい街で暮らすようになりました。
恋人が側にいなくて、タマには寂しい思いもするけれど、
毎日を泣いて暮らすほど辛さを味わっているわけではありません。
きっとお互いの(特に彼の)努力の賜物なのだと思います。
だけど私が心細さを感じるのは、今日のように、
ダーが私の知らない場所へ、フラッと居なくなってしまう時。
たとえそれが数日でも、数時間でも。
自由に振舞う彼を見た時に感じる、言いようも無い寂しさ。
何故なんでしょう?
きっと私の元から、彼がフラッと居なくなり、
そのまま消えてしまう予感に脅えているのかもしれません。


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