〜ダメダメ医学生の京風日記〜

京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。

モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。

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きのう いちらん あした
2004年08月26日(木)    ハンバーガーショップでの日本人像

スタンディングオペレーション、どうもこんばんは、伯耕です。

昨日の分の日記も合わせて一挙にアップしました。よかったらどうぞ。



さて、今日もSunnybrook病院・心臓血管外科で実習です。

いつものように午前5時半起きし・・・



ようと思ったら




間違えて午前4時半に起きてしまい




相変わらず睡眠時間の短い私でもあります。ああ、眠い。



相変わらず行きがけにTim Hortonでコーヒーを買って、

地下鉄の中で飲みながらLawrenceを目指します。ちょっとトロント人気取り。

そして午前8時前には病院に到着。



病院のResearcher's roomに着いたとき、突然俺の携帯電話が鳴りました。

Docomoで借りてる海外ローミング用の簡易携帯電話。

出てみれば、去年の北海道検診で知り合った東京の友達(※看護師さん)。



友「元気〜。今何してるの〜?」



の問いに対して普通に



俺「ああ、今トロントにいて病院実習してる。」



と答えたら、絶句されました。


そりゃ知らなかったらビックリすると思います。。。。



ちなみに私の携帯電話に電話をかけたら普通にトロントの私にかかります。

ただし、当たり前ですが国際電話料金が掛かるのでご注意。

ついでに、俺にも国際電話受信料金が掛かってしまうのでご注意(願)。

ちなみに通話料金1分140円、受信料金1分175円です。



電話も終わり、オペ着に着替えて今日の症例の血管造影を見せてもらい、

午後9時過ぎにはオペ室で手術見学開始。

昨日に引き続き、今日も俺はDr.Fremesのバイパス術見学です。









4時間ほどスタンディング見学したところで




昼飯タイム。時間はもう午後1時。

ああ、腰が痛い、足も痛い。。。



そしていつものように昼飯を食うために病院食堂に向かった医学生4人組。


そしていつものようにハンバーガーコーナーに並ぶ医学生4人組。


ここのハンバーガー、注文したらその場で作ってくれる形式になっており、

さらに、ソースや上に乗っける野菜のトッピングもすべて聞いてくれるという

なかなか本場の店構えとなっております。



俺たちが並ぶや否や、店のおっちゃん、



「ヘイ、君たち日本人かい?」(※実際は英語)



と聞いてきました。



俺たちがそうだと答えると、





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・・・



俺らが知りませんでした。



ああ、海外で蔓延する日本人像っていったいどんな像なんでしょうか。

まあこれは可も無く不可も無くなイメージでよかったですが。




その後、オペ室に戻り、午後の手術見学。

この病院にしては珍しく、オフポンプバイパスを行うようです。

ちなみにオフポンプとは人工心肺を使わず、

心臓を動かしたまま行うバイパス術のこと。

日本では現在こちらが主流となっており、

「BJによろしく」でも大々的に宣伝されていましたが、

このオフポンプ、海外ではまれなようです。。

海外の主流は普通に人工心肺を利用するオンポンプ。

人工心肺を使えば楽して安全な手術ができるのに

なぜ日本人はわざわざ難しい術式を選ぶのか、

こちらのドクターが不思議に思っておりました。。。

ちなみに統計調査によれば、患者さんの予後はほとんど変わらないとのことです。




とまあ、そんなこんなでオペ見学です。




結果として




5時間半スタンディング見学。




ああ、もう午後7時半です。腰が痛い、足が痛い。



オペの最中、友達も1人帰り、2人帰り、残ったのは私だけになってしまいました。

俺の前ではChiefのDr.Fremesを初めとして、

3人の外科医たちが血管縫合にかかっています。



ただ一人残って見学を続ける私。



と突然、



オペ中の先生方から



質問攻めを食らいました。



この血管は何か?とか、どうしてCo2を使うのか、とか。



てか



ただでさえ質問は全部英語なのに



手術マスクの下でモゴモゴしゃべるもんだから




聞き取れねえよ(泣)。




ええ、こんなときには日本人の必殺技、


「I don't know, sorry. 」(with 愛想笑い)


炸裂です。(↑ダメ)

ああ、もっとリスニングと医学英語勉強しておかないと。。。



しかし、そんなダメ医学生に対してもドクター方は親切に説明してくれました。

術野を示しながらの説明、非常にわかりやすかったです。

ああ、外国のドクターはみな教育熱心でありがたい。。。



そして長時間スタンディング見学に耐えて

手術もようやく締めに取り掛かったとき、



執刀中のドクターから



「OK. You don't have to stay here. You are tough!」



と言っていただきました。

最後の言葉が俺的にかなりうれしかったです。

お言葉に甘えてオペ室を出て、researcher's roomに戻り、

荷物を抱えて病院を出ました。

そしてバスに乗り、さらに地下鉄にも乗ってSt.Andrew到着。



さて、さすがに夕飯なわけですが、



まあどこでもいいやと思って



King Street WestにあるUltimate Cafeに入ったのですが、



・・・



独りで入るには相応しくない店でした(泣)。



ええ、なんか照明を落とした店内、

テーブルの上に燈るキャンドル、これに照らされるグラスを独りで見ていると



無性に悲しくなってきます。



ああ、後ろではカップルが歓談中。前でもカップルが歓談中。

カナダに来てまで俺は何やってるんでしょうか。。。

そんなわけでMontreal Smoked Meatなるサンドイッチセットを食って、

ついでにカナディアンビールも飲んで帰宅。

ちなみに、なかなか、と言いますか、かなり美味しかったです。



さて、明日はまた4時台起きなので今日はもう寝ます。




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