〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2004年08月23日(月) カナダ病院実習開始! さてさて、今日からいよいよ病院実習です。 集合時間が朝早いため、午前5時半には起きて身支度。 しばしロビーで友人の来るのを待っていたのですが なんかホステルの玄関でドカドカと音がします。。。 見てみれば、ドアの外には小柄なアジア系女性が一人。 朝7時前に着いたため、まだ玄関が施錠されていて中に入れなかったようです。 というわけで、中から鍵を開けて入れてあげたら 「どうもありがとうございます〜。」 ・・・日本人でした。 というわけで 今晩食事に誘ってしまいました。 というわけで、今夜をちょっと楽しみにしつつ、ホステルを出発。 地下鉄St. Andrew駅から走ること約15分、Lawrence駅で下車し、 直接ホームから地下のバス乗り場まで直行し、やってきたバスに乗車。 地上に出て、緑に覆われた別荘地のような住宅地をの中を走ること20分、 行く手の森の中にレンガ造りの巨大な病院が見えてきました。 これがこれから私たちが3週間実習をさせていただくSunnybrook病院です。 病院に到着し、まずはM−Wingなるメインの建物へ。 玄関を入ると ・・・ ここは高級ホテルですか? 4階までの吹き抜け構造の中に緑が生い茂り、ガラス張りの売店が立ち並び、 そして中央の噴水の脇にはチェーンのコーヒーショップまで入っています。 いやはや、最初から日本の病院との違いにビックリ。カルチャーショックです。。。 次に集合場所であるH−Wingなるちょっと古めの建物へ。 ここの4階が今回お世話になる心臓血管外科のセクションとなっています。 「白い巨塔」のごとき廊下の突き当りには外科医の待合室が。 ここで今回お世話になる日本人ドクターの方と会うことができました。 ドクターに指示されて、3階の更衣室へ移動し、ここでオペ着に着替え。 そしていよいよ向かうのは手術室です。 広大な病院内をぐるっとひと回りする形で手術部に到着。 当然のようにぐるっと回る間、廊下では 白人ドクターや黒人ドクターにお会いするわけですが、 彼らを見つけるたびに ERの世界だぁ〜〜 といちいち感動していた俺は、国際経験の薄い日本人です。 手術部に到着して、まずはマスクと帽子を受け取り、いよいよ手術室へ。 入った手術室ではもう冠状動脈バイパス術が始まっていました。 隅のステレオからJazzが流れる手術室。 ・・・ 日本のオペ室とだいぶ雰囲気が違います。 専門的なことを挙げればたくさんあるのですが、 まず印象に残ったのは人が少ないこと。 日本のオペ室は十数人の人で結構込み合っている印象があったのですが、 ここは執刀医と第一助手、看護婦さんが2人、それに人工心肺技師さんの5人、 それに加えて時々医学生や看護婦さんが入ってくる程度。 さらに驚いたのは みんなスニーカーや革靴履いたまま手術中 日本だったら手術用サンダルに履き替えるところですが、 もしかしたらこれは過剰なのかもしれません。 さらにさらに驚いたのは 手術帽の色がカラフル 普通は青一色とか緑一色なのですが、俺が見た第一助手の先生、 アメリカ国旗&カナダ国旗の迷彩色の帽子 でした。その格好でガンガン手術をこなしております。 これもまた日本では考えられないことでした。。。。 スタッフの方もみな親切で、俺たちが見学しやすいように台を持ってきてくれたり、 いろいろ説明をしてくれたりとなかなか素晴らしい雰囲気。 これからどういうところで実習をするのかドキドキしていたのですが、 この雰囲気でだいぶ安心しました。 そして午前のオペ終了。 昼飯だぁ。 というわけで、病院1階の食事室へ。 ・・・これがまたすごいです。 ほとんどフードコート状態 ショッピングセンターかなんかにあるやつ。 ハンバーガーショップやらパン屋やらピザ屋やらがいくつも出店し、 カフェテリア方式でどんどんトレイに乗せ、レジでお金を払う方式。 ただし 売ってる食事、 病院の食堂とは思えないほど カロリー高いです。 ああ、ここでも北米系食事が俺に襲い掛かります。 今日もお昼はハンバーガーにフライドポテト。絶対俺太ってる。 食堂で京大組医学生4人、いろいろ話しておりました。 このうち一週間前からここで実習を始めた友人某、 病院内でちょっとした悩みがあるようです。 |