〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2002年12月13日(金) 長いようでもう3ヶ月 今まで3ヶ月に渡って続いた肉眼解剖実習、今日はついに最終日だ。 昨日の飲み会と午前中の寒さもあって、なんか風邪をひいたみたい。 今日は大原で数センチ積雪したくらい。 つまり、もんのすご−寒い!って事だ。 晴天の下、多少雨がばらつく天気の中、医学部へ向かう。 いつものように更衣室へ入り、白衣を引っ掛ける。 教科書を持って階段を下り、肉眼解剖実習室の扉を開ける。 月曜に復習日があるとはいえ、今日で本当に最後だ。 今日のテーマは「口蓋、咽頭」。 さっそく実習にかかろうとしたが・・・ 寒い、ダルい、アタマが痛い。 完璧に風邪ですな(泣)。 という訳で、せっかく最後なのに、 今日の実習はあんまり頭に入ってこなかった。 とにかく立っているだけでしんどい・・・。 途中で抜け出して風邪薬とか飲んでみたけど、 さすがに体調は急には回復しないわな・・・。 俺らの代から基礎医学の進度が大幅に速くなったので、 今日の実習処理量も、去年の人たちの二日分。 ということで実習自体も相当キツいものだった。 相変わらず真っ二つのアタマを持って、 首やら口の中やらをメスでいじくっていくわけだけど・・・ いたるところの構造が破壊されていて なかなか本来見なければならないモノが見えないのもストレスだ。 結構手順を省略した(せざるを得なかった)にもかかわらず、 俺らの班は6時近くまでかかった。 最後の最後まで大変な実習だった・・・。 最後、ご遺体を囲んで班員全員で長めの黙祷。 3ヶ月、考えてみれば長かった人体解剖だったけど、 俺的にはあっという間に過ぎ去ってしまった気がする。 覚える量が多くて正直しんどかったけど、 それ以上に得た物が大きかった。 改めて人体というのは精密機械のようにできているんだなあと 実感する事ができたし、 今まで話した事なかった人とも仲良くなったし、 振り返ってみれば楽しかったなあ、というのが今の正直な気持ちです。 |