〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2002年11月15日(金) 衝撃映像! 相変わらず午後は肉眼解剖実習。 今日は第二期最後の実習日だ。今日のテーマは「骨盤」。 テーマどおり、骨盤に張り付いている筋肉や血管を丁寧に剥がしてゆく。 仙骨神経叢や、総腸骨動脈のものすごい分枝なんかもしっかり確認。 内閉鎖筋を貫通するはずの閉鎖神経がよく見えなかったと思ったら、 すぐそこにあるぶっとい神経がそれと分かった。 人によって神経の太さとかも全然違うんだなあ。 人体は決して教科書通りではない、そんなことを思った瞬間だった。 突然上のテレビモニターが作動して、映像が流れ始めた。 何かと思ったら、 出産ビデオ 単なる出産の映像ではなく、異状による様々な出産の映像が紹介されるらしい。 さっそく始まった映像は、会陰切開による出産。 血がものすごく出てきて、生々しいという以外に言葉はない。 人間のする自然な行為とは言え、出産というのはものすごい事だと思った。 その時、あちこちでざわめきが。 何人かあまりの映像に倒れてしまったみたい。 耐え切れなくて教室を出てゆく人もいる。 いきなり予告無しでこの映像だもんなあ。分かる気もする。 でも俺らは医学生だし、これからさらに とんでもない光景に出くわしていくんだろうなあ。 法医学とか(教科書の裏に様々な死体の写真が載ってた・・・)、 臨床の外科系とか、それこそ分娩実習とか。 こういう場に立ち合う事を繰り返して、慣れていくんだろうねー。 |