〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2002年11月05日(火) 「高安」に集う医学生たち また今日から平日の日課が始まる。 午後はあいも変わらず肉眼解剖学実習。 本日のテーマは「小腸と大腸&胃の摘出」。 1時前に解剖実習室に入室。 最近出席とるの早いからなあ。早め早めで。 実習講義のあと、班全員での黙祷、そして実習が始まる。 腹部の中でもかなり下のほうが作業野になるので、 まずはこれまでにすでに切り取った 肋骨、肺、心臓を別のトレーに移し、腹膜を開き、腸を露出。 ウネウネした腸間膜を丁寧にメスで掃除し、 下腸間膜動静脈やら上腸間膜動静脈をきれいに剖出する。 いろいろやっているうちに、下のほうからタマゴみたいなキレイな塊が。 腎臓でした。 もっとぶにょぶにょしてるのかと思ったら、 ゆで卵みたいに硬くてキレイだった。 その上には脾臓が顔をのぞかせている。 さて、いよいよ本日のメインイベントに入る。それは・・・ 小腸、大腸、胃の全摘出。 まずは胃から。 食道を横隔膜を越えたあたりで二重に縛り切断。 そして、胃幽門部もヒモで縛り切断。 このあと胃を体内に固定する様々な膜を全て切断すると、 胃全体が体から切り離され、トレーに移された。 このあと大湾部に縦方向の切込みを入れ、胃を開く。 以外に薄い、だけどけっこう弾力性のある胃壁。 中には一部残存物が残っていたが意外にきれいだ。 幽門部を中心に、胃特有のヒダが多数見える。 胃を水道で水洗いしている間に、今度は別の作業。 まずは十二指腸と空腸の接合部を縛り、切断する。 そして、今度はS字結腸と直腸の間を縛り切断する。 そして、腸間膜やら壁側腹膜やらを全部切り取ると、 全長4〜7mといわれる小腸&大腸が切り離された。 さて、ここからが大変だ。 その長い長〜い腸を全て切り開かなければならない。 大腸側からハサミを入れ、どんどん切込みを入れてゆく。 曲がりくねった腸にどんどん切込みを入れること15分、 ようやく十二指腸側まで切り込み完了。 さて、このあとが本日のメインインパクト。 |