〜ダメダメ医学生の京風日記〜 京の都に生息するダメダメ医学生、伯耕による日常生活記。 モテない王道を突っ走りながらも、萌えを求めてただ今奮闘中であります。 |
2002年05月04日(土) なぜか冷蔵棚にシャトー・ラトゥール ひっさしぶりに昼前に起きた。これだけ朝寝坊するのは久しぶりだ。 なんか休日だって気がするなあ。今までは当たり前だったのに。 午後はピアノを弾く。 いつもの曲も指はついてくようにはなってきたけど、 いざ録音してみると音の粒がばらばらで恥ずかしい限り。 こうなると登場するのが「ハノン」だね(笑)。 ピアノ弾きにとっては全ての基礎になる本だし、 特に技巧曲に手を出すようになるとこの本のありがたみが すごく良くわかるようになってくる。 しばらくはメトロノーム120くらいでひたすら指練。 今日も授業の聴講のため天王寺へ。雨が降ってて憂鬱だなあ。 塾では久々に同期の3人と集合。他にも今日は講師が集合してたみたい。 実質的には最後の聴講日だったけど、なかなか楽しかった。 帰ってきてスーパーに行く。 いろいろ野菜なんかを買い込んできたけど、乳製品のあたりの 冷蔵棚に並んでるワインの中に「Chateau la tour」が!? ビックリしたけど、値段は30000円だし…。 このワインを無造作に冷蔵棚に並べちゃダメだと思うぞ。 他のいろんなもんの臭いがうつっちゃうし、それにこのワインを 冷やしてはいけないはずでは…? ワインの扱いは難しいから、高いワインをスーパーで無造作に扱うのは どんなもんなのかねえ。 テレビで、正確にはブロードキャスターで早期英語教育についてやってた。 テレビでは、英語力の正確な発音は早期でしか身につかないからとか 褒め称えてたけど、基本的に俺は早期英語教育に関しては俺は反対。 だってさ、ぶっちゃけここは日本じゃん。 基本的に人間の思考能力は言語によって規定されるから、早いうちに 自分の思考規定言語に混乱を起こすと、思考そのものに混乱をきたす 可能性があるはず。 幼時の時期にこそ、ただ一つの言語をしっかり鍛えて、その言語で物事を しっかり考えられる能力を身につけられるようにすべきだと思う。 そうすれば後で二つめの言語を獲得するのも割と楽になると思うな。 そうすると正確な発音やセンスが身につかないぞっていう反論があるかもしれない。 だけど、それって当たり前の事じゃないかな? 確かに英語は世界の標準語だけど、アメリカチックな英語が世界の標準語では ないのは自明の事だ。日本人が話す日本訛りの英語、アラブ人の話すアラブ訛りの 英語、ロシア人の話すロシア訛りの英語、それこそが世界の標準語だろう。 俺的には英語はあくまでもコミュニケーションの一手段としてでよいと思う。 訛りがあろうが、多少おかしかろうが、国際ビジネスや研究の場でコミュニ ケーションが取れればそれでいいんじゃないかな。 だけどこうなったのも学校の英語教育があまりにもひどいってことはあると思う。 学校の英語教育が多少なりとも機能してれば、こんなおかしな現象はおそらくは 起こらないだろうね。 あくまでも個人的な意見だけど、高校までの英語の授業は「文法、解釈」と 「リスニング、会話」にはっきり分けて、前者では正確に文献が読める訓練を、 後者では英語によるコミュニケーションの訓練を、と場合分けした方がいいと思う。 そうすれば、文法に従った正確な英文解釈能力、コミュニケーション能力の 両方がバランスよく訓練できると思うんだけどなあ。 もちろんいずれも中学からで十分いけるはず。 小学校まではむしろ国語に力を入れるべきだろう。 そしてその国語は主に「論理力」と「鑑賞力」の養成をすべきだろうね。 少なくとも俺は時々テレビで 「私は子供をバイリンガルにしたいから家では英語しか使わないんですよ〜」 とか言ってる知性派タレントなんかが出てくるとムカつくんだけどねえ。 どんなもんなんでしょうか。 |