DOTFAMILYの平和な日々
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2013年01月10日(木) れっつわーくあうと:番外篇

本篇がないのに番外編もないのだが・・・

先日、私のトレーナーから聞いた話である。

毎晩毎晩二人でやってきて、激しくトレーニングをしている若いカップルがいたそうである。女性の方はとても小柄で、そんなに激しくウエイトトレーニングをすると壊れてしまうのではないかという感じだったそうである。ある日(今年だけど)、トレーナーが仕事を終えて帰ろうとしていると、突然男性の叫び声が聞こえた。

発作だ!発作だ!助けてくれ!

声がした方を見ると、カップルの男性の方が慌てて走ってくるではないか。

恋人が運動中に発作を起こして倒れたのである。トレーナーが駆けつけたとき、彼女の心臓はすでに止まっていた。人工呼吸をしながら、マネージャーに救急箱を取ってきてもらい、太っとい注射を心臓にぶちっと打っても反応無し・・・再び人工呼吸や心臓マッサージをやっても反応がないので、もう1回注射!それでも心臓は動かなかった。

トレーナーは、どうせ死んじゃうならとばかりに思いっきり力を入れて心臓マッサージをした。肋骨が折れて、口から血が吹き出し、辺りは血だらけに。

マネージャーを含め、野次馬たちは恐がって近寄ってもこない。ナント、ボーイフレンドの方も恐がって離れて眺めていたそうである。

彼女は口や鼻から血を流しながらも、息を吹き返した。(すっげ〜痛かっただろうなあ。)そこに救急隊員が到着し、彼女は病院のICUに運ばれた。

その後、彼女は無事命をとりとめ、ICUから普通の病室へと移った。まだ26歳だったそうである。死ななくて良かったねぇ。

ところで、男性の方は某高校のフットボールのコーチだそうである。そういうお仕事の人って、救急処置ができないといけないんじゃないの?しかも、問題の女性は癲癇の発作持ちなのだそうである。そういう女性を薬も持たずにジムに連れてきて、激しく運動させるというのはどうなのだろう?

私の知り合いに癲癇の持病がある人がいる。彼はものすご〜く激しい運動をする。でも、子供の頃から過激なスポーツをやっているし、医者の指示に従って、薬もいつも持っている。持病があるから運動ができないという訳ではない。できない病気もある。)でも、そういう人は健康な人以上に自分の限界というものをわきまえるべきだと、持病がある私は思う。

さて、その女性が病院へ運ばれた後、残ったのは血まみれの床である。誰かが掃除をしなくてはいけないのだが、誰も恐がって近づこうとしない。何故、血が恐いのかわからないのだが、まだパニックが続いていたようである。仕方なくトレーナーが床の掃除までしたそうだ。お疲れ様でした。

私はこの話しを聞いたとき・・・自分のトレーナーが救命措置ができるとわかって安心した。

でも、激しい運動はさせないでね。


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