DOTFAMILYの平和な日々
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愚息を迎えに行った帰り道、突然何の脈略も無く愚息が「珍獣です。」と言った。 「えっ?どこどこ?珍獣、どこ?」と思わず辺りを見回してしまった。 当然珍獣などどこにもいなかった。
通りかかった庭に黒い犬がいたそうである。 庭にずべーっとひっくり返って、隣に生えていた植物と一体化していたらしい。 で、「変わった犬だなぁ。」と思ってよく見てみると、普通の犬だったそうだ。 そこで、数日前私に「ねぇ、rare animalsって日本語で何て言うの?」と聞いて答えが得られなかったが(話をちゃんと聞いてなかった)、その後漫画を読んでいて rare animalsとは日本語で珍獣というがわかった、ということを思い出したそうである。 そこでそれを私に説明しようと思ったのだが、その前に「珍獣です。」という文が口から出てしまったそうだ。 つまり、黙って考えていたつもりだったのだが、一部漏れてしまったわけである。
こういうことは良くあった。 愚息と私との会話はほとんど思考漏れのやりとりといっても良いほどだった。 だからダンナが聞いても全然わからない。 彼は私たちが日本語で話しているからわからないと思っているのだが、英語で話してたってわかるまい。
しかし、最近私には愚息の頭の中の動きが読めない。 そこで、「えっ、どこどこ?珍獣、どこ?」ということになるのである。 ま、それだけ愚息が成長(?)したということであろう。
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