ウチの猫
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小雨降る日曜の夜、窓は網戸にしてテレビを見ていた私と家人。 ココはどこかで寝ている模様。 でも、なんとなく気になる私は、定期的にココがどこにいるのか確認します。
ふっと胸騒ぎがしたその夜。 ココの姿を探すも、まったく見つかりません。 狭い我が家です。探す場所など限られていて、もしやと思いカーテンをめくってみると、網戸がちょうどココの身体の幅くらい開いていました。
これはたいへん! きっと脱走してしまったココ。 外は暗いし雨だし、探すといっても難しそうです。 目の前真っ暗。咄嗟に頭に浮かんだのは、「猫探しています」の張り紙どうしよう、ということ。 でも、それよりもまずは探しに出なくては。 二人で懐中電灯を持って、近所の家の庭の植え込みだとかを照らします。 けれど、我が家の近くには雑木林みたいなものがあり、もしもその中に入っていってしまっていたら、見つけることはもっと困難になるでしょう。 もう泣きたい気分でココの名前を呼び続けました。
すると、どこからか「にゃ〜ん」というか細い声がします。 「ココが近くにいる!」と確信した私は、ついに斜め向かいの家の植え込みにうずくまるココを発見。 でも、猫は無理やり捕まえようとすれば逃げてしまいます。 家人と協力し、おやつで興味をひき、なんとか連れて帰ることに成功。 帰ってからは強制的にそのままお風呂。
……二年前、まだココが仔猫の時の話です。 本当に血の気がひくとはこのことでした。 今でも、窓を開けている時は、ココの姿を時々確認しています。
心配したよ。ホント。
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