堀井On-Line



8490,閑話小題 〜品性を上げるのが、人間の勤め!

2024年09月26日(木)


   * 人間の目指す方向とは何ですか?
 成程、この年齢で気づくことが多い。根本問題でもある。
「知識を高め、品性を磨き、自己の人格形成につとめること。」が人間の求める
方向という。その時々に自分を振返ると、高校を卒業して都会暮らしを始めてから、
なだらかな右下がりだったような感覚がある。表面的な何に憧れて、言葉・
服装に注意を重ねて、この年齢になったが、それは表むきなこと。内的な円熟、
習熟は、日々、遠のいていくような! 特に、第一線から遠のき、10年以上も
経過すると、自分の衰え、長所が衰えているのを自覚すること度々。改めて、
来し方を振返り、特に分岐点で迷いが浮かび、右往左往している時点で己を
思い浮かべると、そこに哀れな自分の姿が浮び上がることが多い。
 家内と私を重ね合せると、
・私はホモ・ハーベン。(生真面目な働き人間)
・家内はホモ・ルーベンス。遊び人・人生・・・ 
家内の目差すところが、一日を如何に楽しむか、遊ぶか、
私は自己鍛錬にある・・・ 
それぞれの家系、気質がある。リタイアをして、なんでまた、こんなに
生真面目に働いてきたのか?
最初から割切る手もあったはず。しかし、悔いも無かったことも現実。
やはり、両親に洗脳されていたこともある。学生時代に、何とも歯痒さを感じていたことも
確か。 遊び遊び、遊び尽くす学生時代の過ごし方があった筈。両親、兄姉の家族
の檻に閉込められていただけではないのか。その壁とは、サルトルの即時、対自、
対他でしかなかったのではないか。そうブツブツ言っているうちに80歳になろうと
している。しかし、面白かった。自然と、人間、そして文化の壁模様が!

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