8480閑話小題 〜人生も、この年齢まで来ると未来の膨らみが萎んでくるような・・・ |
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2024年09月19日(木)
御先があるから絵図が描けるのである。先の見通しが立たないと、絵図の 構想自体が描けなくなるような! 理想的な未来も、残されておればこそ、余白 がなければ、夢も希望も無くなってしまうもの。それにしても、右上がりの時代に 生を受けて、毎日が晴れがましく、楽しくて仕方が無かった。両親に期待されて、 若い女性には、誘われ、唯我独尊、毎朝、眼が醒める度に、明るい将来の絵を 思い浮かべて、春麗ら。それも何もなく、あるのは楽しい未来の原野だけ。 それでも良かった。原野には幻と、幻覚が見え隠れしていた感がした。でも、 その背景には、何の材料が無くて、あるのは悲観、絶望のみ。そして明るい両親。 悲観的といえば、親戚の姪が亡くなっていた。 美人で、性格は、穏やかで、 家系とか、容姿からしたら90点! ところが典型的な悲観主義。悪いことに、 その自覚が全く無いのが重大な欠点。好きになれない相手に、迷っている間に、 周囲の罠に填り、成行きで結婚させられ、その怒りが、2人の子供に、大きく影響? 最後は、娘はアル中になり・・ それは悲惨な一生を終えることになってしまった。 他の姉から、楽観主義の教えを聞いていたので、知識の必要性を、その差で認識 出来ていた。家内は我が儘で、楽観主義者だが、自分を守る術には長けていた。 とにかく、明るい。明るさ、清潔感、知的であるのは、男女関わらず、絶対条件 だが姉、兄、嫁から学んだ、最も重要要素。自分に嘘をつかないのも必要だが、 先ずは自分に嘘をつき、次は両親、兄姉、友人などなど。嘘は回り回って、己の 魂に行着く。それに気づかないのは己だけとなるから、それは厳しい。
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