堀井On-Line



2950,人はどうしてオヤジになるか?

2009年05月03日(日)

『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 内田樹著の《人はどうしてオヤジになるか》の問いかけが面白い。
 この文章を読みながら( 私は「オヤジ」かどうか?)を内省してみた。
 オヤジといえば、オバサンである。現象に大きく左右され、考えることをしない両性化した生き物。
 オヤジも長年かけて自分でつくりあげる生き物である。
 常に自分の中で肥大化しようとしている化け物として、監視しておかないと・・・
 ー まずは、その部分から ー P・20
人の誤解のうちに最も危険なものの一つは「不愉快な人間関係に耐える能力」を人間的能力の一つと思い込むことです。
その耐性はむしろ有害であり、命を縮めることの方向にしか作用しません。「耐える」人の場合は、「耐えること」が
自己の中心にあります。それ以外のことは「耐えること」のために総動員されます。
「不愉快な人間関係に耐える」というのは、人間が受ける精神的ダメージの中で最も破壊的なものの一つです。
世の言う「中年オヤジ」というのは、この耐えることが劇的に人格化されたものといってよい。
会社で上司の罵声に耐え、部下の暴言に耐え、クライアントのわがままに耐え、満員電車に耐え、
妻の仏頂面に耐え、セックレスに耐え、子供の軽蔑に耐え、巨額のローンに耐え、背広の綻びに耐え、
全身これ「忍耐」からできているのが「中年のオヤジ」という存在です。
人生のある段階で、(たぶん、かなり早い段階で)不愉快な人間関係に耐えている自分を「許す」か、
あるいは「誇る」か、とにかく「認めて」しまったのです。そして、その後、「不快に耐えている」ということを
自分の人間的な器量の大きさを示す指標であるとか、人間的成熟の証しとか、そういうふうに合理化してしまっている。
蟹が甲羅に合わせて穴を掘るように、人間は、自分でつくってしまったパターンに合わせて不幸を呼び込みます。
「不幸に耐えている自分」を「器量の大きい人間」と勘違いをしたら、もうその後の「オヤジへの道」は一直線である。
そういう人は不愉快な人間関係だけを選択し続けることになります。本当にそうなんです。
  ーー
 以上だが、八割の人は、この「耐え人」の人生を過ごしている? 
自分の人生を振り返って、一番良かったことは何か?と、考えた時に、
「事業を立ち上げ、一度も営業赤を出さないで何とかやってこれたこと」(今年度からは??)
「装置産業のために時間が充分にとれたこと」
「両親と、連れ合いと波長があったこと」であった。 その結果として、
「不快な人間関係に対し最小のエネルギーで済んだこと」である。
   オヤジ化は自分で気づかないから、
   なおのこと他者からみたら《モンスターオヤジ》化しているのだろう。

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2586, 日本の貧困率 ワースト2
2008年05月03日(土)
                ヾ(´∀`o)+。才ノヽ…
先日、Wowowで観た映画『しあわせの力』という映画。
ウィル・スミス演じる主人公が貧乏のどん底から成功者への階段を上っていく内容だが、
その大部分が「すべり台社会」を滑り落ちていく内容。 リアルで他人事に思えない内容である。
地下鉄のトイレや、教会の施設に並んで泊まったり、子供が一緒だから尚のこと引き込まれてしまった。
実話に基づいた内容だから、迫力があるのだろう。 黒人のセールスマンが収入が無くなり、
奥さんに愛想をつかれ子供を置いて出て行く過程など現実的である。そして、最後はホームレスになる。
這い上がるのは無理という状況から主人公が成功を掴んだ要因は、【息子への愛】と、どん底でも諦めない執念。
何か身につまされる内容であった。 人生で、何度もすべり台に立つ瀬戸際を経験した。
一つの判断が致命傷になる、それが創業ということ。

たまたま昨日から朝日新聞で「ルポにっぽん」が始まった。
 初日は一面トップ扱いで、
「39歳 全財産100円」?細切れ雇用食いつなぐ生活ーで、深刻なワーキング・プアを二人取り上げていた。
この中でNPO法人「自立サポートセンター・もやい」の事務局長が、いまは、「すべり台社会」で、
少し踏み外しただけでも直ぐに貧困のどん底まで滑り落ち、なかなか這い上がれない」と語っていた。
また日本の貧困率がアメリカについで世界でワースト2になっている。
(貧困率とは生産年齢人口の所得分布の中央値の半分に満たない人の割合)
アメリカが13・7、日本が13・5、アイルランドが11.9、イタリア11.9、カナダ10.3、ポルトガルなどがつづく。 
元々貧しい国=中国、ロシアなどは、その中央値が低いから、ここには出てこないようだが。
年収が200万円以下の人が1000万人を超えたというから、世の中も様変わりをした。
身近の人が、どんどんワーキング・プアになっていくのがリアルであるから、他人事ではない。
家内も厚生年金に入っているし、個人年金も僅かだが入っているので、自分の身には関係ないが?
それでも、この経済情勢は何が起きてもおかしくない。
いや、何かが音を立てて起きているが、それに大衆は気づかないだけか!

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2007年05月03日(木)
2221, 静岡で感じたとこ
           ヾ(●´∀`●)GOOD MORNING!!

去年、学生時代の友人が私のところに訪ねて来て、今年は私が静岡を案内してもらった(4月30日、5月1日)。
学生時代に30日間欧州旅行をした友人である。静岡は住みやすいと聞いていたが僅か2日間だけでも、
その豊かさを感じ取った。静岡市内を案内してもらった後に、車で一時間近くにある浜松市に行き、
その後に焼津に行って、友人の地元の知り合いの経営しているホテルに泊まった。
その間に車の中から垣間見た世界は、東海ベルト地帯の豊かさである。
「日本は東京から名古屋までの地帯に富が一極化に集約されるのではないか」とさえ思えるような
景気の良さと豊かさを感じとった。車から見える家と車は新しく、街並みは奇麗に整備されており、
静岡駅や浜松駅周辺は再開発など大きなビルラッシュで、カナダの都市?のような活況と清潔感があり、
「これが地域格差」「これが21世紀」を具体的に見せつけられた思いであった。
「新潟駅立体交差再開発の完成の姿を思い浮かべることができた」ということか。
静岡県は「ヤマハ」「本田」「鈴木自動車」それにトヨタの関連企業が数多揃っていて互いシノギを削っている。
友人の実家が、トヨタ自動車のラジエーターを主につくっている会社で、友人は、その子会社の社長で、
かなり鼻息の荒い状態だった。東海道ベルト地帯は永年かけた工場地帯の集積がある上に、お茶の生産地があり、
焼津などの漁港もあり、山梨などの後背地域もあって、それぞれが有効に連鎖している。
名古屋駅周辺を含めて、隔世の感があるほど活況があり、不景気はどこ吹く風という。
なるほど他とは格差がつくにはつく、理由がある。それに引き換え、それ以外の日本は?・・・・
ーー
そうそう、今日でHP開設、6周年になる、2200も毎日、この文章を書いたことになる。
それと、もう一日に書ける限度のレポート用紙20枚分をオーバーする。
6年前の文章をカットしなければならない。毎日、過去の書いた文章を眺めて自己満足をしていたが、
オーバーのサインが出てきて、カットするのが非常に心が痛む。
過去の自分(のエネルギー)を切り捨てるような気持になり、どれも捨てがたいのである。
                     (○´ω`○)ノ **SeeYou *(○´ω`○)ノ
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2006年05月03日(水)
1856, HP開設、5周年  ?1

 \(^▽^*)おはようございます!(*^▽^)/
明日で、このHPを開設して、まる5年になる。旅行以外は、ほぼ?一日も欠かさず随想テーマ日記を書いてきた。
我ながら続いたことに驚いている。5年前のこの日を境に一変し、全て、このHPを中心に生活がまわるようになった。
一日、何らかのカタチで5時間以上?はパソコンに向かうようになった。5年前にパソコンの先生に事務所にきてもらい、
このHPを立ち上げた。さらに自宅近くのパソコン教室に三年以上通った!
・パソコンを自分の道具として使いこなせるようになりたい!
・HPを自分のネット上の部屋にしたい
・ネット・サーフィンでネット空間を飛び回りたい  という思いがあった。
 随想日記に書き続けたお陰で以上のことが身についた。インターネットの世界は日進月歩である。
現在はインターネットが出来る人と、それ以外の人に分類できるのではないか?
今どきパソコンが出来ない人がいるのか?というが、 私の年代の半分以上はできない。
数年前に、「パソコンは奈良時代におりたった最新のヘリコプターのようなもの。
それを使えるか使えないかで、数百年の時代の格差が生じる」という言葉に出会ったことがある。
いい得て妙だが、現在は全くその通りであると確信できる・・・
《検索》の機能が飛躍的に良くなったのだ。それと、オープンソース化で情報は無限に手に入るようになった。
この二年で、検索の機能の飛躍的アップと、ブログの爆発的増加で
インターネットの世界は激変してしまった。素晴らしいHPに多く出会えるようになった。
「インターネットが出来るようになって、それが何なの?」という問いかけをする人が
 インターネットの出来ない人にいる。 「何で新聞を読むのですか?」「何でTVを見るのですか?」
「何で携帯電話を持つのですか?」という問いと同じである。ブログ(ネット上の日記)が
数年で爆発的の増加したという。500万以上というが、あと数年で1000万以上になるだろう。

                 ゜+.(*・ω・)ノ*. バイ!
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2005年05月03日(火)
1491, 男と女ー3

 my感想を書いていて、面白い。 これが考えるという事でもあろうか、それとも批評か。
 夫婦生活で、お互いに飽きないのも全く違う生きものだからだろう。
 相手にもよるが、男も女も品性があればこその話である。
 一番身近にいて、そしてお互いに訳けのわからない生き物が異性である。
 だから多くの喜劇も悲劇も生まれる。親しい異性の友人?というのが、一番良いが?
 それにしても面白い格言が多い。
 ーーーー
・分別のある男は女を軽く扱い、一緒に冗談を言い、歌うだけである。
 重大な事については女に相談する事も任せることも決してしない。ーチェスターフィールド
・四十歳をすぎると、男は自分の習慣と結婚してしまう。  ーメレディス
       ーmy感想ーこれだけは一夫多妻がよい
・男はある女の愛人でありうるときには、その女の友人である事はない。ーバルザック
・これが男というものです。計画だけはみんな悪者ですが、
 そのくせ実行となると、弱気になって、それを誠実だというのです。ーランクロ
       ーmy感想ーだから丁度良いんじゃない?
・もう一日くらい待ったなら、自分の婚約者よりももっと好みに合った理想的な女性が
 見つかるかもしれないという気持ち。どんな男でもこうした気持ちを抱いているものだ。ーサーバー
       ーmy感想ー女のほうがもっと強いのでは?と、つくづく感じます
             結婚間じかの女性を多く見てきて、つくづく感じます
・この地上には、男性だけがその費用をひきうけるにしては、あまりに美人が多すぎる。ーリガリエン
       ーmy感想ー????!!!!!!?
・男の人って一度女を愛したとなると、その女のためならなんだってしてくださるでしょ。
 たった一つ、してくださらないもの。それはいつまでも愛しつづけるってことよ。ーワイルド
・人生にはいやなことがいっぱいある。中でも一番いやなものは、男同士の晩餐だ。ーディスレーリ
        ーmy感想ー最後の晩餐の絵、暗いものね
・情熱家より、冷淡な男のほうが簡単に女に夢中になるものだ。         ー?
        ーmy感想ー「女に」の「に」、「が」の間違いじゃない?       
・男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、女はその一生を賭ける。ーモーリアック
        ーmy感想ーそういう人も、たまにはいるのかも?その日、出会った男と
          できちゃった婚をする女も見るものね、最近は。結婚するだけましか!
・男というものは自分の愛している女を憎み、どうでもよい女を愛するものだ。ーシュラッツラー
・勇敢な男は自分自身のことは最後に考えるものである。  ーシラー
        ーmy感想ーその時だけはね!
・一人の女しか愛さない男はしばしばもっとも幸福な生活を送るが
 死ぬときはもっとも孤独な死にかたをする。ーへミングウェイ
       ーmy感想ーうんだ、うんだ、うんだ、うんだ・・多くを愛した男はもっと孤独?解らない?
・私が女より男を好きなのは、彼らが男であるからではない。
 彼らが女でないからである。      ークリスティーナ
        ーmy感想ー家内に女の子が欲しいといったら同じようなことを言っていた!
・芸術でも技術でも、いい仕事をするには、女のことが分かってないとダメなんじゃないかな。
                    ー本田宗一郎
       ーmy感想ー女がわかれば天下が取れるというけど
・愛の舞台に上って馬鹿らしい役割を演じるのは、いつでも男だ。 ー島崎藤村
       ーmy感想ー馬鹿の方がズット面白いからじゃ! いい訳、9割だけどね!
・男にふさわしいのは権威であり、女にふさわしいのは威厳である。   ーシュワルツ
       ーmy感想ー今は反対だもんね
・男は法律をつくり、女は風俗をつくる。         ーセギュール夫人
・君の人生に女が入ってくる。素晴らしいことだ。出ていってくれたらもっと幸福なのに。 ーポール・モラン
       ーmy感想ー相手次第じゃない
・ライオンの雄にはたてがみがあり、孔雀には豪勢な羽があるが、
 人間の男には三つボタンの背広しかない。    ーJ・G・サーバー
       ーmy感想ー女性には、いま一つのチャーミング・ポケットがありますもの
(以下、字数の関係でカット2008年5月3日)

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2004年05月03日(月)
1126, 「ライフ・レッスン」?9
ー恐れのレッスン

秘境ツアーに行きはじめた当初、出発前のプレッシャーは相当のものだった。
その恐怖感と不安感の波を乗り越えたさきの、すばらしさが直感できたからこそ、恐れを乗り越えることができた。
初めてアフリカに行った時、10年のベテラン女性ツアーコンダクターも不安で、
震えていた。先輩に『天国と地獄がある』と脅されたきたという。
インドの時も、タンザニアの時も、南米の時も、恐怖感の山であった。しかし一度飛行機に乗ってしまえば腹が据わる。
そして実際現地にいってみると、恐れの殆どは無知からの妄想でしかないことが判る。
いまでは、そのプレッシャーも料理の味付けとわりきっている。
恐れのプラス面は 万一に備えて、こころの準備と、持ち物の準備、情報の準備のエネルギー源になることだ。
未来を思い煩うなかれ、過去を悔やむなかれ。いまに挑戦し、いまに生き、いまを見つめ、いまを味あうことだ!
人間ができることはそれしかない。積極とは、極みを積むことである。極みは、自分の限界のラインにたつことである。
積極とは、その先の経験にチャレンジすることである。そこには、恐れのレッスンがある。
恐れは自分の壁に対する自分自身のレッスンになる。
すべてがレッスンと思うことは、世界を広くしてくれるし、こころを上からみる魂の視点になる。
ー抜粋ー
(以下、字数の関係でカット2008年5月3日)

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2003年05月03日(土)
759, 陽気と陰気

 陽気とは外交的で何事も前向きな人をいう。人と交わることを好み、常に活動的なタイプだ。
陰気とは消極的であり、心が内向き後ろ向きの人をいう。引っ込み思案で他人と交わるより独りを好む。
どちらが良いということはないが、やはり傍にいるなら陽気の人の人がよい。
陽気のタイプとしては、秀吉をあげることができる。 陰気は家康だろう。
信長はどちらであろうか?、陰気と考えるとさっきの定義は違うことになる。
我々は、生きていくために陽気が求められる。外に心を向けていないと生きにくくなってしまう。
その為にどうしても自分の中の陽気の部分を積極的に前面に出して無理をしなくてはならない。
しかし陰気が悪いのだろうか。プラスにみれば精神性の深さ求めていることだ。
我々は青年期や壮年期に陽気に振るまい、心を外に向けて生きる。
しかし50歳を越える頃、あまりに内側に目がいってなかったことに唖然とする。
そして心の空虚さになす術がなくなる。そして内側の充実に取り掛かるようになる。
そこで、気づく時期が遅かったことに失望をする。それさえ気がつかない人を、私は抽象的に「小狐」といって、
この随想日記に度々書いている。その意味で、決して陰気は否定してはならない。
何故なら陰のエネルギーも人生のバランスを考えると必要であるからだ。
ただマイナス思考の行き過ぎが悪いのだ。家には居間も必要だし、書斎も必要である。
陽気を居間に喩えるなら、陰気を書斎に喩えることができる。
そこで内側の精神の充実をはかる場所だからだ。書斎に閉じこもることも必要だ。
といって、閉じ篭り出てこないのもバランスを崩してしまう。
このように居間でパソコンを打つのも中途半端になるのか?いや中庸でよい!ほんと。

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2002年05月03日(金)
395, 文章作法ー1 (文章作法は人生作法?)

この種の本を数冊借りて、もっている本を数冊計7冊並べて見た。共通点と相違点を考えてみた。
共通点は全てそれぞれの人の人生論であること。 相違点はその職業の立場の視点であった。
   ー詩人、作家、記者上がりの作家
面白い発見であった。 そして文章を書くことの大事さを再確認した。
その2つの更にベースの共通点がある。聞く人によっては非常にきつい事が羅列してある。
・好きな事を書け(好きな事をやれ)愛情をもてること以外書くな(するな)ー対象に愛情を込めること
・自分の選らんだテーマに集中する ー結論を先に
・自分の地頭で考えた事を書け(やれ) 自分で考えた事をそのまま書くー自己責任の行為
・失敗を大事に書け(大事にしろ)
・わかった振りするな
・まず書け(行動しろ)ー
・とりあえず量を書き、推敲をどんどんするしかない
 ーとりあえず多くの経験を積んで、フィードバックするしかない(行動を噛み砕け)
・いかにして「書くプレッシャー」を乗り越えるか
・自然体でー背伸びや虚勢を張らない
・自分を直視するー自己責任
・基本的の技術を身につける
・自分の持ち味を生かした文を書くー個性を発揮する
・文章の脈絡をキチントとうすー筋をとうす  起承転結を常に忘れずに   
・他人の文と比較しないー生き方と比較しない
・常に現象のの底を見つめる
・何故を常に忘れない事
・見えないものを常に見る視点をー観察力を持つ
・主語を忘れずにー主体性を大事に書く時代であるー個人発信の時代
・常識を常に疑う

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