堀井On-Line



[125] 目には目を歯に歯を

2001年08月29日(水)


この意味をイスラエルに旅行するまで全く知らなかった。実際の意味はその

正反対の意味であった。それまでは目をヤラレタラら殺す、歯をヤラレタラ目をやる。

それをヤラレタ範囲で仕返しをやる、というむしろ優しい掟であった。それだけ激しい

条件の世界であった。旧約聖書でいつの間に当たり前と思っていたことが、

そこで始めて規制されていた。

ホモもしかり、それまで当然の世界で何もおかしい世界でなかった。

その倫理をただ旧約聖書が規定したから悪いことでしかないのだ。

そのことをイスラエルではじめて知った。

5000年前にアブラハムという部族長が訳のわからない神の声を聞いてその声に従って、

イスラエルに向かった。そのヤッホーー、アラーの神に今も世界が支配されている。

キリスト教の神もそのラージXでしかないのだ。イスラムののアラーの神も然りである。

考えてみればあの裸の王様でしかない。皆解っていながらそう考えておいたほうが、

良いから信じてしまえと鼻声でXを神にして祈っている。

確かに人間の人知に及ばない何かがあることは当然だが、それを単純に神に

集約するのはおかしい。しかし神の名の元に基準は必要であり、言葉を待ってしまった人間ー

過剰な欲を持ってしまった人間ーに宗教しか救いを見出せないのも致し方ないのか。

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