お茶の間 de 映画
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2004年11月17日(水) 「バトルフィールド・アース」=(猿の惑星+サラマンダー)÷スターウォーズ+爆笑+ダサさ−かっこよさ 実に愛すべき駄作♪ 

『バトルフィールド・アース』【BATTLEFIELD EARTH(地球戦場)】2000年・米
監督: ロジャー・クリスチャン 
原作:L・ロン・ハバード
脚本: コリー・マンデル/J・デヴィッド・シャピロ 
撮影: ジャイルズ・ナットジェンズ 
音楽: エリア・クミラル
 
出演: ジョン・トラヴォルタ(サイクロ人、タール)
バリー・ペッパー(地球人リーダー、ジョニー)
フォレスト・ウィッテカー(サイクロ人、タールの部下、カー)
キム・コーツ(カルロ)
サビーヌ・カーセンティ(クリッシー)

ストーリー用ライン


3000年、地球。
高度な文明を持つ宇宙人、サイクロ人によって、地球が9分間で
滅び、長い年月が経った・・・・。

僅かに生き残った地球人は、文明も奪われ、原始的な生活で細々と小さな集落を各地に作り、ひっそりと暮らしていた。
外を出歩くと、空を飛ぶ物体にさらわれてしまうので、洞窟に籠もって息を殺して生きている。

ある日、洞窟に住んでいた若者ジョニーが、安心して暮らせる新天地を探し、長老の止めるのもきかず、恋人をのこして村を出た。

やがて他の集落の若者と合流するのだが、地球人狩りに遭い、
あえなく連れ去られてしまう。

酸素のない、妙なガスの充満したサイクロ人の基地。
そこで地球人たちは奴隷としてこきつかわれ、飼育されていた。

サイクロ人は、人類よりもずっと体格がよく、長い髪に、あちこちから生えている長い髭、ゴリラのような大きな手、鋭い爪という
恐ろしい容姿・・・・。
司令官のタールは、底意地の悪い腹黒男。
サイクロ人にも疎まれているが、その血も涙もない卑劣さゆえに、
誰も文句を言うものがいない。

ジョニーは、タールに取り入ることで、サイクロ人から地球を取り戻すべく、仲間たちと反撃の機会をうかがうのだが・・・・。


コメント用ライン


ラジー賞総なめ(笑)
でも、ここまで総なめすると、意図的な何かを感じる。
原作者のハバード氏が、新興宗教サイエントロジーの教祖だから
ってハナシも。
薬物に頼らず、自己啓発を、っていうダイアネティックスの提案者ですね。

ま、映画にはぜんっぜん関係ないので、それはおいといて。
ルーカスがトラボルタに持ち込んだ企画らしく、DVDの特典で、
監督もトラちゃんも熱弁をふるっていて、なかなか笑えます。

B級映画の悪役には絶対に必要不可欠な「高笑い」ですが、
「バーチュオシティ」のラッセル・クロウにも負けていません、
ジョン・トラボルタの「ハッハッハッハッハッハ!」
すげーーーー悪そうです。
すげーーーー腹黒そうです。
「フェイス/オフ」の時の悪役ぶりとは比較にならない嫌なヤツです(笑)なにせ、征服しにきた欲深い宇宙人ですからw
そしてトラちゃん、めっちゃくそ楽しそうです。

サイクロ人って名前でもう、ダメです(いや、ツボだって意味)。
文明進んでるのに、毛むくじゃらで笑えます。
なんかこう、毛がなければないほど、未来っぽいSFチックな感じがするじゃないですか。それを見事に裏切ってくれます。

彼らは地球の酸素がダメなので(じゃあ征服するなよ)、
いつも基地の外ではシンクロナイズドスイミングの選手の鼻栓を
もっと巨大化したような妙なモノをつけています。
地球人は基地の中には毒ガスが充満しているので、この鼻栓をつけます。ハンサム君も台無しです。
笑えます。

地球侵略の目的は、「金の発掘」です。
どうやら全宇宙的に金って価値あるみたいっすね。笑えます。

バリー・ペッパーが地球を宇宙人から奪還するリーダーです。
・・・・すげー弱そうです。
服装と髪型だけ、「ブレイブハート」のメル・ギブソンです。
でも弱そうです。
文明なくて刃物とか持ってないのに、地球人、皆さん髭がきれいに
剃られていたり、髪型がオシャレだったりします。
つっこんで遊びましょう。

そしてジョニーはそこそこリーダーシップと頭脳があるけど、ヒーローじゃありません。
実は、私、ここが好きなんです。
1人で地球を救っちゃいません。「アルマゲドン」みたく、精鋭メンバーでもないです。

烏合の衆が、自己犠牲も顧みず、文字通り、決死の覚悟で、
リーダーを支えながら、戦います。ここが好きです。

そして、悪役のほうがかっこいいです。これも好きです。
もっと正確に言うと、ダサかっちょいい、です。
クールじゃありません。アホみたいです。でもかっちょええ。

フォレスト・ウィテカー、猿の惑星メーク+狼男メークみたいな
顔で、最初、誰だ?と思いました。
彼はとってもオイシイ役ですね。
サイクロ星人の中で、観客が唯一、思わず同情して肩入れしてしまうキャラじゃないでしょうか。

いきなり、もう滅びかけてる地球は、「サラマンダー」的だし、
「2300年未来への旅」っぽいです。他にもいっぱいあることでしょう。デストピアを舞台にしたSFはいっぱいありますから。

個人的に、デパートのマネキンを見て、地球人の子孫が、
神を見た人間はああなった、と言っているあたり。
ガラスも、「神の石」です。

ああ、B級SFっていいなぁ。
DVD特典で、飛行機のハリボテを愛おしそうに見せながら熱っぽく語るところなんて、うん、そうかそうか、と微笑ましいw

真紫のサイクロ星にも大ウケ。あんまし文明進んでなさげです。
あの星で、「金(gold)」を何に使うのか、不思議なところが
ナイスです。よその星に高く売りつけるんでしょうかね。
ああ、金の鼻栓作るのかな〜?(爆)

あー、面白かった♪



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