股・戯れ言
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シークレット・ガージューシャイン

映画「シークレット・サンシャイン」を見てきた。
他者にも厳しく、自分に厳しい人間てのは、自分のために自分を律するのではなく、周りに律されないために、厳しくしてしまうのね。
基準はつねに他者。
ゆえに、自分を許すということもできない。自分は自分に許すなんてことができる資格ないと思い込んでいるから。

だから、ずっと楽にはなれない。
ずっと誰かに許してもらえることだけを待ち続ける。
許された人間に激しい嫉妬も覚えるし、どうせ私なんて、と捨て鉢にもなる。


私は子供もいないし、それを失った経験もないですが、
シネが許されよう許されようとあがく姿の痛々しさは、私と同じだなあと思った。
私もきっと、同じくらい痛々しい。名前もシノで似てるしな。


ソン・ガンホは彼女のシークレットサンシャインなわけだが、彼女はその存在に気付かない。きづけない。
いつか、気付く時がくるだろうと思うけど、一生気付かないのかもしれない。気付きたくないて心の動きもあることだろう。



私にもシークレットサンシャインがあるのだろうけど、私はそれに気付いてても、それは違うと思ってるからな。えらべないのだよ。
今は。
これは私の意志だ。
めんどくせー意志だなあと我ながら思うけど。
でもそれが強すぎる。
こんなわしのことをガージューと言うらしい。
まあ、そんなことはよう知らんよ。知るか。


と、言ってるうちにロングバケーションも終了間近。全然ロングじゃないな。
本州に台風来てるみたいだね。台風とともに移動してる女だなー。
2008年10月01日(水)

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