東ちづる的なモノなんかいらない |
久々にテレビを見て気づいたのだけど、知らないうちにオリエンタルラジオの番組が増えてるのな。偶然なのかどうなのかわからないけれど昨日はオリエンタルラジオの番組が2個もやっていた。そういえば昼にチラ見した「いいとも」にも出ていたな。そんなに売れてんのオリエンタルラジオ。ダンディ坂野やギター侍と同じく一発ギャグで消えていく(むしろもうすでに消えた)人たちだと思っていたのに。 私が見かけた夜中の番組はひどかったなー。最初から見てないのでどんな番組なのかわからないのだけど「こんなおもしろ企画をDVDに入れよう!」みたいな番組でそのおもしろ企画がとことんつまらない。女子アナに子守唄風に「ウォンビーロング」を歌わせていたんだが、それで爆笑ドッカンドッカンだから。 底が浅い。 テレビに向かって「つまんねー」と言ってしまったわ。 つまらなくてもOK/決して一発芸芸人にはならない、のはやっぱり 1.若い 2.そこそこ見てくれがよい からなんだろか。私は全然見てくれいいとは思いませんがね。 メガネじゃないほうの目の細さやのっぺり顔具合は結構キツイと思うんだけどさ。あとメガネの人もメガネである以外無個性なんだけどな。まあそこがいいのかもしれないけど、少なくとも私には印象に残らないんだよなー。街にいても気づかないし、別々に出ていても気づかない。なんつーか、無菌室育ちというか、清潔すぎるというかそんな感じだ。お笑いは毒がないとつまらんよ。汚れてないと/汚れに飛び込めないとダメだよ。「お笑いウルトラクイズ」にでも出てみろってんだい。
前の日記にもチラ書きしましたが、角田光代の「薄闇シルエット」には大変な感銘を受けた。角田光代の小説は「エコノミカル・パレス」といい「愛がなんだ」といいいろいろ考えさせられるものが多いわけだが、薄闇シルエットはガツンときた。といってもいつでも角田小説の主人公は私よりも7〜10歳くらい上の女性が想定されているんだが、「ふーん年上大変ねー」などと他人事のようには絶対思えない。何年か後の自分はこうなるんだろーなーと思ってしまうよ。いや、確信があるのだよ。 角田光代の小説ってのは、主人公には現状の生活があって、それには不具合も問題も沢山あるんだがそれをなんとか維持しようとしている。でも主人公は「このままではよくない」といつも思っているのだが、問題を後回しにしているうちに周りから逆に問題をつきつけられる状況に陥ってしまって・・・という展開のものばかり、というかそれしかない。で、私が何故いつも角田光代の小説に感銘を受けるのかというと
「問題を後回しにする」
というのがまさに私の性格そのものだからなのですよ。現状に慣れてしまうと、ああ、このままでもいいかなーなどと思ってしまいがち。でも常にこのままではよくないという気持ちにさいなまれ続けるわけだが。 まあ角田小説の主人公は「このままではよくない」現状に結局埋没してしまうことが多いのだが、私は最後の最後で「やっぱダメだ!ぬるま湯気持ち悪い!」となるので数倍厄介である。ギリギリになってからやっぱやらなきゃ!抜け出さなきゃ!となるので労力かかってしょうがない。もっと早くからやっときゃよかったと毎回思うからなー。 まあ、今もそんな感じであるのですよ私は。現状に甘えてぬるま湯に浸かり放題で、でもこのままじゃいけないって思い続けてもう1年以上経つ。そろそろ本気で決断せねばならんわけだ。 今回の小説に書いてあった「いつか使うかも、いつか役に立つかもというものはもう全部捨ててしまえ。いつかなんて絶対来ない」という言葉に激しく頷いたわけであります。いつかなんて絶対無い。未来なんてどうなるものかわからない。大事なのは今なんだよなあ。今、どうしたいか、どうするかなんだよ。 あとこの主人公は自分には何もないのを劣等感と感じているのも、うああ、私もそうなんだよと思った。ちょっと前に書いたけどさ。 全般的にいつもの角田光代の小説より希望を感じました。おすすめです。 http://www.amazon.co.jp/%E8%96%84%E9%97%87%E3%82%B7%E3%83%AB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%83%88-%E8%A7%92%E7%94%B0-%E5%85%89%E4%BB%A3/dp/4048737384
最近会社でゴルフが異常にブームであります。 わたくしの会社の横に打ちっぱなし練習場があるのだが、みんな会社帰りに行ってるからな。昼休みや仕事の合間にゴルフの話してるからな。「ヤツザキさん(仮名)も一緒に行きましょうよー」と誘われるが、ゴルフにはどうしても抵抗がある。気が重くなる。 「サラリーマンであるうちにやらなきゃいけない10のこと」の項目は
・接待 ・マージャン ・お中元 ・お歳暮 ・ゴルフ ・上司/先輩の結婚式 ・オフィスラブ ・無断欠勤 ・退職届提出(手書きのやつ)
だと思うているのですが(あれ、何故か9個しかねえ)その中にしっかり入ってるんだよなーゴルフ。ゴルフか・・・いや、ゴルフ自体には罪はないんだが、私はゴルフをやってる人が「なんでもゴルフ中心になってしまう」感じがいやなんだよなー。 ゴルフ中継を飽きもせず見る人種になってしまうのか。 私はポロシャツが嫌いでたまらんのだが、ポロシャツも容認してしまう人種になってしまうのか。 どんな話をしても「それってダファーなんじゃないの〜」みたいにゴルフ用語を織り交ぜるようになってしまうのか。(ダファーって意味わからんが)
ああ、そうなるのは嫌だ。ってそうならないのはようわかっているのだが。 でもどのみちサラリーマンでいられるのは人生の限られた時間だけなのだから、やってみるのもアリなのかもしれないなあ。しかしゴルフやってる女っていうと私の中では宮里藍ちゃんでも横田さくらでもなく東ちづるなんだよなー何故か。ううむ。 私がゴルフについて考えると気が重くなるのは、この「東ちづる的な感じ」が本当に本当に嫌だからなのですよ。女優業やってるわけでもなく何故かわからないけど芸能界に居続ける東ちづるの「ぬるま湯に居残り感」、そしてナンシー関が何度も書いていた「ぬるま湯に居続けているだけなのに何故か偉そうな感じ」が嫌で嫌でたまらん。 演技しているわけでもなく歌うたっているわけでもなく、「なんにもしていない」ことをバレないようにゴルフやったりアダルトチルドレンであることを告白したりして目くらまししている人。それが私の東ちづる観だ。 ゴルフなんか始めてしまったら、私もそうなってしまうかもしれないんじゃないか、と思うているわけです。ただでさえ何もしていないと思うているのに。 「何もしていないという事実を忘れられるようなゲーム」などは今はいらんのだ。 何かせねば。ゴルフ以外の何かを。
と思っていたら今ちと決まりそうなことが出てきた。 なんとか最後までやりたいねえ。いや、やる。
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2007年02月01日(木)
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