ヤツザキVSマサコ |
真夜中にふと、自分がどんな人間であるかを考えてみる。
そんなことは遠い昔から知ってるんだから、今更考えてみてもしょうがねえぜ、と思っていたのだが、いざ考えてみると自分がどんな人間であるかわからん。そんなこと改めて考えなくても生きていけるし、どんな人間であるかは周りが決めることだと思っていた。自分で自分をどう思うかは「自称」でしかない。正しい認識はいつでも外から見てなされるものだ。 私は、この世の中でいちばん恥ずかしくて愚かな事は 「自称すること」 だと思っていた。 自称している人間はいつでも痛々しい。自意識と他人の認識はなんでこんなにも遠い隔たりを持っているのだろう。ずっとそう思っていた。だから、私は自称するのが怖かった。痛々しいって思われるのに臆病になっていた。でもそんなのは嘘。自称は、自信があるからこそできるのだ。どんなに自分と他人の認識に隔たりがあっても、自信というものがあればそんなこたぁたいした問題ではない。
私には自信というものが決定的にない。
おお、自分がどういう人間なのかちょっとわかったぞ。
なんでこんなに自信がないのかよくわからないが、私はほんとに自信がない。どっかで落としてきたのか、もともとなかったのか、与えられずにここまできちゃったのか、それすらもわからないほどだ。私は何もない人間だ。何やってもダメな奴だ。何もできない人間だ。何もできない、何もかなわない、何も残せない。だから、誰にも必要とされない。ひとりでのたれ死んでいくのだろう。 平凡にすら到達できない、下の下の人間であるから、せめて平凡に暮らせるように今の生活を保とうとしている。それも正直言うとしんどいのだが。なんでこんなにダメなんだろうねえ。
まあ、そのわりには「わけのわからない行動力」「根拠のない行動力」にも溢れているのだが。 これが溢れてくる時は、自分でもよくわからないのだが、頭でうじゃうじゃ考え過ぎる時、な気がする。今までそうだったから。で、このわけのわからない行動力というのが自分でも計り知れない。わけのわからない行動力が発動すると、たいていのことは実行されるし、たいていのことはなるようになる。たいていのことは思いもよらぬ着地点に向かう。不思議なことにそれは絶対に後悔するようなことにはならないし、最初に想定していた着地点よりもはるかにおもしろいところに辿り着いたりする。 あくまで自己分析なので違うかもしれないが、何もないからこそなんでもできるぜ、と思っているフシはある。それがわけのわからない行動力に結びついているような気もする。 実際のところはどうだか知らないが。どっかの偉い博士に調べてもらいたいもんだ。
つまり、私の中には人間がふたりいるかのようで、決定的に自信がない人とわけのわからない行動力に溢れている人がいるわけだ。決定的に自信がないほうがメインだと思っているのでそっちを「マサコさん」、わけのわからない行動力に溢れているほうは「ヤツザキさん」としておこう。正反対のおふた方がタッグを組んで私ができている。ひとりクラッシュギャルズ状態。炎の聖書ジャンジャン唄うぜ。 マサコさんはいつでもなんでも「こんなんじゃダメだ」「そんなことできるわけがない」「どうせ失敗するんだ」と思う。「自分なんかたいした人間じゃない」という思いが大変強い。フニャモラーだからなマサコさん。放っておいたらベッドの上に寝そべって一日中寝ていてしまう。で悶々として大変だ。 しかし、 そう思うとヤツザキさんは「だったら行動力発揮してなんとでもしてやるぜ」「やってやろうじゃねえの」と、なる。そう、仁さんイズムである。狂い咲きサンダーロードすぎるのだ。なんともバランスの悪いタッグだこと。 でも、どっちかだけではダメなのだ。2人いることに意義がある。 マサコさんがヤツザキさんの行き過ぎた行動力をセーブする時もあるし、ヤツザキさんがマサコさんの臆病ぶりを吹っ飛ばすこともある。そうやってここまできた。これからもやっていくのだろう。 だから、人に何かを相談すると、 「へんなところで自信ないのに、へんなところで自信つーか行動力発揮するよね。おもしろいけど」 とよく言われる。 あとよく言われるのは 「オマエはほんとに0か1しかないな!」 ってやつですね。 前にも書いたけどさ。(この日記参照→http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=54856&pg=20060501)
そりゃしょうがないよ、マサコさんが勝つかヤツザキさんが勝つかわかんねえんだもん。あ、そしたらタッグじゃねえな。タッグというかシングルマッチ。名勝負数え唄みたいなもんか。今から4年位前まではマサコさんが勝つことが多かった。しかし今ではヤツザキさん完全勝利だ。私の中で革命が起こったということだ。 自分のメインはマサコさんからヤツザキさんに移行しつつある。
昨日は従姉妹の家に行って従姉妹のPCをセットアップしておったのですが、私はPCってほんとわからんのだよなー1ミリも興味のない仕事を5年続けられたことが奇跡だよなーと思いながらやってたんだが、PCがまったくわからん従姉妹にも
「ホントに興味がないことやってるんだね。無理するのやめたら」
と見抜かれた。 無理するのに疲れたのは確かにある。しかしね、どうすんだと。
あと従姉妹とはブレイドが最高という話で異常に盛り上がった。やっぱり私たちはB級C級映画好きなんだよなー映画秘宝的センスで強く結ばれているのだ。映画秘宝センス従姉妹。我々の血自体がB級C級なんだろうね。そういや従姉妹も行動の人だった。
関係ないが、スペシャルズばかり聴く日々です。 トゥーホットがいい。そればっか1曲リピートしてら。
今、休憩室のテレビをチラ見したら「笑っていいとも」のテレホンショッキングゲストが岡林信康だった!スゲー!
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2007年01月29日(月)
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