電波の神様、独りゴッチ |
「だめんず・うぉ〜か〜」が映画化されるというニュースを見た。 どんな風に映画化するんだよ! 梅宮アンナ主演か! 今日のヤフーニュースにもアンナと立浪の話が載っていたけれど、アンナすげえな。借金誠意大将軍に無職自称青年実業家、で今度は不倫ですよ。 しかも立浪だ。むしろ勃浪と表記したいくらいだ。
今知ったけど「だめんず・うぉ〜か〜」ってドラマ化されてるんだね。 飯島愛で。しかし内容はただのラブコメだったようでそりゃイカン。
先日、仙台に行った際に秋保温泉に行ったのです。 1200円払ったので元を取らねば、と温泉に3回浸かったり、サウナに長時間入ってガマン大会を行ったりしたので帰り道はフラフラでした。バスの中は寝て寝て寝倒して、気がつけば仙台・・・ ではない。 のどかな秋の午後、乗客はすべて日帰り温泉に入ったり紅葉を楽しんで疲れた人々ではなかったのだ。 私の横の横の座席に座っていた40か50くらいの男性が、ひたすらブツブツと独り言を呟いていたのでした。 停留所の名前はとにかく復唱。それは聞き取れたんだが、あとは全然聞き取れない。聞き取りたくもないんだが。「ああ!×××なんだった!ああ!」みたいなことを言い続け、かばんの中から本を取り出し、「やっぱそうだ!そうなんだよ!」というような調子。 バスに乗っていたすべての乗客が気味悪がって彼のほうは見向きもしませんでした。 しかし、あまりにもうるさいのでチラリと見たのですが、読んでいた本が 「呼吸のしくみ」 という本だったので、おそろしくなってそれ以降見るのをやめました。
これはまあ、特別な光景でもなく、最近独り言を平気で発している人って多いと思うのですよ。 ゲーセンなんか行くといい年こいたオヤジがゲームに向かって「よっしゃよっしゃ〜」「ブッ殺してやる!」などと叫んでいて、世界はおまえのモノではないんだよ、と忠告したくなる。 うちの職場にもひたすら独り言を呟いている同僚がおります。 以前にも書いたメールの署名に著作権がどうこうという旨を加えちゃう人です。 自分の興味のある分野の単語などを次々に羅列し、「ああ、こういうことかあ、これはかっこいいよなー」などと呟く。 そういう人を見ていると「何故独り言を音声化せずにはいられないのか」と思ってしまう。 たぶん 「独り言言ってる、と認識される」→「あの人独り言言ってる、アブネー奴だなと思われる」→「そう思われるのは恥だ」→「独り言、カコワルイ」→「自粛」 という思考回路がないのだろうと思われる。 あるいは「周りが見えない」。他人にどう見られるか、に依っていない。ある意味では潔い生き方だ。けどもやっぱり、独り言はあまり言って欲しくないものだ。 ビックリするから。気味が悪いから。周りに人いるから。 もうちょっと「社会の中のわたし」「周りから見られてる」って部分を意識し て欲しいものだ。もうちょっと「あ、これは別に音声化しなくてもいいかな」という基準を作って欲しい。逆に「これはどうしても主張したい」というのがあったら学校の屋上からでも世界の中心からでも叫んでいいから。 いつも心に「音声化判断機能」を。
などと思ってしまうんだけど、「独り言を呟いている人について」書くことってタブーなんでしょうか。人権擁護なのかね。今、webで検索したけど「××の独り言」なんていう日記やblogしか出てこなかった。 まあ、webで考えを垂れ流したりするのも立派な独り言なわけですが、やっぱり実社会で実際に音声を垂れ流しているのは違うな。音声化するってのは「対話」「コミュニケーション」すなわち「相手に伝える」手段ですから。 うちの職場の独り言マシーンは、「対話」「コミュニケーション」というのが恐ろしくヘタ。 何がヘタなのかつうと自分の興味のある分野の話は話しっぱなしなのにそれ以外の分野の話はしない。そして相手が話している時は大して聞いていない、聞こうとしない、という具合。 何も「今時の若者は話が聞けない」ということを嘆こうとしているのではない。話を聞かないじじいもばばあも沢山いるからな。 独り言はコミュニケーションではないのだから(発している本人にコミュニケーションをする意思がない)、そういうのが「聞こえる」状態をこっちから断つしかないんだろうか。聞こえない耳を持つ。言葉として捕らえないように努力する。 なんでも聞こうとするから「怖い」とか「アブナイ」と思ってしまうのかもしれない。
でも、独り言って独創性や危機感に帯びているものが多いから、聞こえないようにするのは無理だよなー 聞こえることで予防できる事件もある(はず)。 私が今まで聞いた独り言の中で一番すごかったのは電車の中で 「(ドアが閉まってしまって乗れなかった女子高生に対して)このブタめ!」 「こんなに人がたくさんいるんだから、こいつらを食っちまえばいいんだよ」 「おまえらを喰らってやる・・・ククク」 「まさか、怖いって言うんじゃないよな?このブタどもめ!」 とずっと呟き続けていたビジュアル系のように顔面蒼白でガリガリの表情に乏しい大学生でした。 明らかに病人。 お薬やってたかもしれないな。
独り言を言いたくてたまらない人は、音声にしてしまう前にwebで垂れ流す、というような代理行為をすればいいのに。 それこそ本当の意味での「××の独り言」。数ある日記やblogよりもリアルでいいんではないのか。 でもそういう人に限って、webでも独り言を自分の日記やblogでは垂れ流さずに他人の掲示板やコメント欄で垂れ流して騒動を起こすんだよね。 本当はコミュニケーションしたいんだか、したくないんだかもはや不明。 どちらが相手の言うことを聞かないで独り言垂れ流し続けるか争う、「独り言甲子園」とかやってみてはいかがか。
|
2005年11月21日(月)
|
|